読売ジャイアンツ、初の公式チケットリセールに「チケプラトレード」を採用
読売ジャイアンツが初めて公式チケットリセールに「チケプラトレード」を採用することが発表された。これは、電子チケット事業やチケット二次販売「チケプラトレード」、視聴PASS販売プラットフォーム「StreamPass」を運営する株式会社Tixplusによるもの。
読売ジャイアンツは、シーズンシートオーナーが契約席のシーズンシートチケットを出品でき、出品されたチケットを他のシーズンシートオーナーやCLUB GIANTS会員(一部除く)が抽選に申し込める「GIANTS公式リセール」を開始する。この新たなサービスは、観戦できなくなったシーズンシートオーナーがチケットを譲りたいとき、または良い席を適正価格で購入したいファンをつなぐためのものだ。
プロ野球の試合観戦契約約款では、主催者の許可を得ないチケット転売は禁止されている。読売ジャイアンツ主催試合のチケットは「特定興行入場券」にあたり、主催者に断りなく有償譲渡することはチケット不正転売禁止法に違反する。この新サービスは、そのような不正転売を防止するためのものである。
株式会社Tixplusは、2008年に業界に先駆けて不正転売対策を実施し、行けなくなったチケットを無駄にしないためのチケットリセールサービス「チケプラトレード」を提供開始した。このサービスでは、一次販売と同じ条件(ファンクラブ会員であることなど)でリセールの抽選に応募でき、購入価格などの「適正な価格」で取引が可能だ。
「チケプラトレード」は、本人確認を行い、顔写真を券面に表示するなどの機能により「公平・公正」なリセールを実現している。また、個人情報のやり取り不要でチケット及び代金をTixplusが仲介する「安心/安全」なサービスとして、累計600万人に利用されている。
Tixplusは、今後も音楽ジャンルを核にスポーツジャンル・その他のエンタメジャンルにも拡大・注力していく予定である。需要と供給に応じた新しい日本型ダイナミックプライシングの導入など、さらなるサービス向上に取り組んでいく。
読売ジャイアンツが「チケプラトレード」を採用し、公式チケットリセールを開始することは、チケットリセール市場に新たな動きをもたらすことになる。不正転売防止のための新たな取り組みとして、他のプロスポーツチームやエンタメ業界からも注目されることになるだろう。