スイッチサイエンス、RP2040搭載基板シリーズで「Picossci NTSCボード」発売

株式会社スイッチサイエンスは2024年6月20日、Raspberry Pi財団が独自開発したARM Cortex M0+デュアルコアのRP2040マイコンを搭載した基板シリーズ「Picossci(ピコッシィ)」の新製品として、ビデオ出力とオーディオ出力端子を搭載した「NTSCボード」の販売を開始すると発表した。

「Picossci NTSCボード」は、マイコン部にPicossci RP2040ピッチ変換基板を採用し、ビデオ出力端子とオーディオ出力端子を備えたRP2040マイコンボードだ。ビデオ端子はソフトウェア処理によりビデオストリームデータをR2R-DACに流し込み、NTSC信号を出力する。ステレオオーディオ端子にはI2S-DAC(PT8211)のオーディオ信号が出力される。

CPU周辺機能として、汎用LEDが3個(黄緑2個、赤1個)、レバースイッチ(左右・押し込み)、SDカードソケットを搭載しており、ソフトウェアから直接利用可能だ。GPIO、グラフィック液晶接続コネクタは配線パターンのみ搭載しているため、必要に応じて部品をはんだ付けして拡張できる。

「Picossci NTSCボード」の主な仕様は、RP2040マイコン、16Mbit Flash ROM、12.000MHzクロック発振器、ビデオ出力端子(ビデオアンプ付きR2R-DAC出力)、ステレオオーディオ出力端子(I2S-DAC出力)、3.3V/700mA出力電源回路(3.3V出力ピン有り)、RESETボタン、BOOTSELボタン、汎用LEDx3、レバースイッチ、SDカードソケット、USB Type-Cコネクタなどを搭載する。

同製品は、スイッチサイエンスのウェブショップにて、型番SSCI-095600「Picossci NTSCボード(RP2040搭載)」として、税込4,950円で販売される。