ファーストループテクノロジー、産業意思決定基盤DAVIEの製品体系を発表
ファーストループテクノロジー株式会社は、産業意思決定進化基盤「DAVIE(デービー)」の製品体系を5つのプロダクトファミリーとして発表した。あわせて、製品群の1つである「設備予兆保全ソリューション」の提供を開始した。現場の経験やデータを蓄積し、企業の意思決定能力の向上を図る基盤として展開する。
現場の判断を「意思決定資産」として蓄積
DAVIEは、製造業、物流業、建設業、社会インフラ(プラントや都市インフラ等)を主要な適用産業とし、エネルギーやヘルスケアなどの隣接産業への展開も予定している産業基盤である。
同基盤は、現場のIoTセンサーや設備データ、人・スキルデータなどを活用し、以下の5段階を繰り返すことで機能を進化させる。
- 観測する(Observe):現場データを収集し、状況を把握する
- 予測する(Predict):将来の状態やリスクを予測する
- 判断する(Decide):意思決定のための事実と選択肢を提供する
- 実行・統合する(Orchestrate):アクションを実行し、システムを統合する
- 学習する(Learn):結果から学習し、継続的に改善する
ERP、MES、WMSなどの既存システムを置き換えるのではなく、APIや標準インターフェースを通じて接続し、既存環境の上に意思決定の層を重ねる構成をとる。
5つのプロダクトファミリーを展開
DAVIEは共通の土台の上に積み上げる4つの階層で構成され、各製品はいずれかの階層に位置づけられる。体系化された5つのファミリーの構成は以下の通りである。
- Evidence Family:現場で記録を収集・構造化する「DAVIE Evidence Edge」(提供中)
- Platform Family:データ統合・管理・運用基盤「DAVIE Platform」
- Decision Family:意思決定の実行支援と判断根拠を可視化する「Decision Engine」「Decision Graph」
- Package Family:業界や業務に特化したテンプレート・モデル群「Industry Packages」
- Solution Family:設備予兆保全、安全管理、生産効率改善などの課題別ソリューション群
このうち「設備予兆保全ソリューション」は、設備データから故障予兆を検知し、判断根拠とともに対応結果を記録に残すソリューションとして新たに提供を開始した。
現場の課題に合わせた段階的な導入が可能
本体系により、企業は現場のデータ整備状況や課題に応じて着手する製品を選択できる。記録のデジタル化から始めることや、特定設備の意思決定改善から着手することができ、後から他製品を追加することも可能としている。
また、現場で下した意思決定を根拠や結果とともに「Decision Package(意思決定資産)」として蓄積することで、熟練者のノウハウを組織に引き継げる環境を整える。
ファーストループテクノロジー株式会社の概要は以下の通り。
- 所在地:東京都中野区本町2丁目46-2 中野坂上セントラルビル17階
- 代表者:代表取締役社長 福永哲雄
- 設立:2018年1月11日
- 事業内容:製造・物流・建設・社会インフラ領域に向けた生産活動の自律・自動化支援、産業意思決定進化基盤「DAVIE」の開発・運用など
本記事はファーストループテクノロジー株式会社の発表をもとに作成。
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