えねこ、ペットとの在宅避難想定の停電検証結果を公開 無料診断も開始へ
エネルギーや建設、不動産関連サービスを手がける株式会社えねこは、災害時のペットの安全確保を目的とした停電時の電力シミュレーション結果を初公開しました。これに伴い、東京都内を中心としたペット飼育世帯向けに「ペットがいる一軒家向け無料停電対策診断」の提供を新たに開始します。

災害時におけるペットの避難課題と在宅避難

東京都が実施したインターネット都政モニターアンケートによると、ペット飼育者78人のうち「ペット用のフードや水を備蓄している」と回答した人は57.7%、「ケージ・キャリーバッグ」は53.8%、「トイレ用品」は41.0%だった一方、「特に準備していない」とした人も24.4%に上りました(※ペット飼育者78人を対象とした複数回答であり、都内の全ペット飼育者を代表するものではない)。
東京都の「東京防災」では、避難所について原則として人とペットが同一空間で居住できないと説明されています。同行避難であっても同室避難ができるとは限らないため、周囲への配慮やペットのストレスを懸念して在宅避難を選ぶ飼い主も存在します。しかし、停電時にエアコンが停止した場合、ペットが熱中症にかかるなどの危険性が指摘されています。
蓄電池を活用した在宅避難のシミュレーション結果
同社は、戸建て住宅(4人家族、室内飼いの小型犬1頭・猫1頭)を想定し、停電時にペットの命や健康を守る家電がどの程度稼働できるかのシミュレーションを行いました。晴れ(最高気温35℃)の気象条件のもと、太陽光発電(5.0kW)と家庭用蓄電池(9.8kWh)を使用し、商用電源を遮断した状態での電力量を試算しました。
日中に太陽光で発電した電力をエアコンや冷蔵庫、ペット用給水器などに使用しながら余剰分を充電する条件において、蓄電池残量は以下のように推移しました。
- 3時間後:85%
- 6時間後:70%
- 12時間後(夜間):45%
- 24時間後:30%
この結果から、設定された条件下では24時間経過後も約30%の電力が残る試算となりました。なお、今回の数値は一定条件に基づくシミュレーションであり、実際の発電量や残量は天候や設備容量、使用状況などにより異なります。
同社はシミュレーション結果を踏まえ、「ペットがいる一軒家向け無料停電対策診断」を開始します。住宅の屋根形状、ペットの飼育環境、使用予定の家電の消費電力を聞き取り、停電時にペットと何日間安全に過ごせるかを無料で診断します。
また、在宅避難時の物理的な備えに加え、電力確保の初期費用を軽減する施策として、専属の行政書士による東京都の補助金制度申請の無償サポートも実施します。
会社概要

- 会社名:ENECO(えねこ)/株式会社えねこ
- 代表取締役:沢田 陽由馬
- 所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目10番15号 S-Frontier渋谷青山通り4階
- 許認可等:建設業許可 東京都知事許可(般-8)第162619号
本記事は株式会社えねこの発表および東京都「ペットの防災に関する準備状況」「同行避難するために」をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



