JR東日本や那須塩原市など、シニア層向けに二地域居住の実証実験を実施へ
東日本旅客鉄道(JR東日本)、NTTドコモソリューションズ、NTTドコモビジネス、栃木県那須塩原市は、大人の休日倶楽部会員などを対象とした二地域居住モデルの実証実験を2026年9月25日から2027年2月末まで実施する。JR東日本と那須塩原市が締結した包括連携協定に基づく取り組みの一環で、50代以上のプレシニア層を起点とした関係人口の創出を目指す。株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールスが現地体験ツアーの企画・運営を担当する。

実証実験の目的と検証内容
人口減少や高齢化が進む地域において、活力向上に向けた関係人口の創出が課題となっている。今回の実証実験では、JR東日本のシニア・プレシニア層向け会員組織である大人の休日倶楽部の会員を中心に、那須塩原市での暮らしや地域との関わりを体験できる機会を提供する。参加者の二地域居住に対する関心や行動意向の変化を把握し、有効なアプローチ手法を検証する狙いがある。
検証は、オンラインと現地の2つの軸で進められる。オンライン検証では、那須エリア移住定住ポータルサイト「那須にすんで、」の情報提供を通じて二地域居住が身近な選択肢として捉えられるかを調査する。現地検証では、地域での暮らしや活動を体験することで継続的な来訪や交流につながるかを確かめる。
オンライン検証では、NTTドコモビジネスがdポイントクラブ会員(東日本エリア在住の50代以上)を対象にアンケート型広告「di-SCHOP」や「プレミアパネル」を活用した意識調査を実施する。大人の休日倶楽部会員に対してもメールマガジンを通じたアンケートを行い、生活者の関心や不安を把握する。
現地検証として、大人の休日倶楽部会員向けに1泊2日のモニターツアーを開催する。実施日は2026年11月4日〜5日と11月12日〜13日の計2回で、募集人数は各回先着10名程度、参加料金は大人1名9,800円(税込)となる。ツアーでは里山保全などの担い手活動や地域住民との交流、塩原温泉の散策や那須千本松牧場での体験などを予定しており、JR東日本びゅうツーリズム&セールスの専用Webサイトにて申し込みを受け付ける。
実施体制と今後の展望
本実証は、JR東日本が設立した移動と空間価値の向上を目指す「WaaS共創コンソーシアム」の取り組みとして展開される。NTTドコモソリューションズが幹事としてプロジェクト推進や分析を担当し、NTTドコモビジネスが調査配信、那須塩原市が地域コンテンツの提供や受け入れ調整、JR東日本が実証フィールドの提供を担う。

各者は実証を通じて得られた知見をもとに、地域と人との継続的なつながりを創出する仕組みやサービスのあり方について検討を進める方針だ。



本記事は東日本旅客鉄道株式会社、NTTドコモソリューションズ株式会社、NTTドコモビジネス株式会社、那須塩原市、株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールスの発表をもとに作成。

ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



