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QFF、天然香気研究会第5回大会に出展へ 中性子線育種技術を紹介

株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ(QFF)は、2026年9月25日に東京大学駒場Ⅱキャンパスで開催される「天然香気研究会 第5回大会」にブース出展する。

同社は「まだ見つかっていない香りを、生物の多様性から。」をテーマに、中性子線を活用した独自の育種技術による香気成分の高生産化や新たな香りの探索の可能性を紹介する。あわせて、香気成分の分析や製品開発技術を持つ企業・研究機関との共同研究パートナーの募集も行う。

中性子線を活用した独自育種技術と出展内容

QFFが開発した「中性子線スピーディ育種®」は、中性子線を用いて植物や微生物に多様な突然変異を誘発し、目的の形質を持つ新品種や新系統の開発を支援する技術である。点変異だけでなく欠失や挿入など多様な変異タイプを誘発できる可能性があり、遺伝子組換えや外来遺伝子の導入を伴わないNon-GMO型のアプローチであることが特徴となっている。

天然物の香気は多数の揮発性化合物の組み合わせで形成されており、生成機構や原因遺伝子が解明されていない場合は特定遺伝子を狙った改良が難しいケースがある。同社は中性子線によって多様な変異集団を創出し、香気分析や官能評価、メタボローム解析などと組み合わせることで特徴的な香りを持つ系統の探索を支援する。

ブースでは技術概要の紹介に加え、植物、酵母、細菌、糸状菌などにおける香気成分の高生産化や香気組成の改良、オフフレーバー低減の可能性などを展示する。

想定される共同研究テーマ

同社は、天然香気成分の探索や分析、機能性研究に取り組む研究者や企業との連携を目指しており、以下のテーマを想定している。

  • 花、ハーブ、香辛料、果実などの香りを強化・多様化した植物の開発
  • 精油や天然香料に利用されるテルペン類などの有用香気成分を高生産する植物の開発
  • 生薬・薬用植物に含まれる揮発性成分の量や組成を改良した系統の探索
  • 清酒、ビール、ワイン、焼酎などに用いる酵母の香り・風味特性の改良
  • 発酵食品や調味料に新たな香味を付与する酵母・細菌・糸状菌の開発
  • キノコや糸状菌などが生産する特徴的な香気成分の探索・高生産化
  • 食品・飲料における好ましくないオフフレーバーや不要代謝産物の低減
  • 新規香気形質の創出と、香気成分の生成に関係する遺伝子・代謝経路の探索

代表取締役CEO兼CTOの菊池伯夫氏は、生物が持つ香りの可能性を広げたいとしたうえで、大会を通じて新たな香りを社会に届ける共同研究パートナーとの出会いに期待を寄せている。

天然香気研究会 第5回大会の開催概要

天然香気研究会は、天然の匂い成分などの揮発性化合物に関する異分野の研究者や技術者へ情報発信と意見交換の場を提供することを目的に2023年に設立された。第5回大会の概要は以下の通りである。

  • 日時:2026年9月25日(金)10:00~17:00(受付開始 9:30)
  • 会場:東京大学駒場Ⅱキャンパス 3号館南棟1階 ENEOSホール(東京都目黒区駒場4丁目6-1)
  • 大会長:光野秀文氏(東京大学先端科学技術研究センター)
  • 実行委員長:祐川侑司氏(東京大学先端科学技術研究センター)
  • 参加対象:天然物の匂い化合物などにおける揮発性成分の同定、探索、機能性研究に携わる関係者
  • 参加費:一般参加4,000円、正会員無料(意見交換会参加費は別途5,500円)

参加希望者は、天然香気研究会事務局(nioin.naturalaroma@gmail.com)へメールで連絡することで申し込み用URLが案内される。

株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ 会社概要

  • 社名:株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ(QFF)
  • 所在地:東京都中央区日本橋人形町3丁目7-14 セブンビル7F
  • 代表者:代表取締役CEO 菊池伯夫
  • 設立:2018年7月
  • 事業内容:中性子線スピーディ育種®サービスの提供、量子バイオテクノロジーの研究開発
  • 公式サイト:https://qff.jp

本記事は株式会社クォンタムフラワーズ&フーズの発表をもとに作成。

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