辻村深月デビュー20周年、記念豪華本2冊&イベント開催

小説家の辻村深月が、2004年6月5日に『冷たい校舎の時は止まる』でデビューしてから今年で20周年を迎える。これを記念して、6月5日には13の出版社が一斉にSNSで「#辻村深月20周年」のハッシュタグを付けてお祝いメッセージを投稿。さらに翌6日からは、綾辻行人や宮部みゆきら14名の著名人からのメッセージやイラストを講談社文庫の公式Twitterアカウントで順次公開している。

また6月12日には、講談社ノベルスから辻村の初期作品である『凍りのくじら』と『ぼくのメジャースプーン』の限定愛蔵版が刊行された。装丁はブックデザイナーの坂野公一が手掛け、カバーイラストは佐伯佳美が描き下ろした。

8月30日にはオンラインイベントが開催予定で、辻村本人と坂野公一が出演。20年間を振り返る対談が行われる。参加方法は、愛蔵版に封入されている招待状に記載の二次元コードからアクセスするか、講談社文庫の辻村作品を購入してキャンペーンに応募する必要がある。

キャンペーン対象となる講談社文庫の辻村作品は全13作品17点。それぞれに辻村直筆のコメントを記した帯を新たに作成し、6月20日ごろから書店に並ぶ。

デビュー作から最新作まで幅広い世代の読者を魅了し続ける辻村深月の20周年イヤーから、今後も目が離せない。