Appier、旅行業界向け自律型AIによるマーケティング支援事例を発表
Appier Groupは、旅行業界における需要の分散化やカスタマージャーニーの複雑化に対応するソリューションとして、自律型AIを活用したマーケティング戦略とその導入事例を発表しました。同社は自律型AIサービス(AaaS)を通じて断片化した旅行者データを統合し、施策のリアルタイムな最適化を支援しています。あわせて、Trip.comやOmioをはじめとする国内外の旅行プラットフォームにおける具体的な成果を明らかにしました。
需要の分散化と複雑化するカスタマージャーニー
旅行業界では、繁忙期と閑散期の境界が曖昧になり、年間を通じて需要が分散する傾向が強まっています。数カ月前から予約する層と直前に決定する層の混在に加え、個人旅行(FIT)やプレミアム旅行の需要拡大など、旅行者のニーズは細分化しています。
また、消費者がSNSや動画、生成AI、価格比較サイトを行き来して比較検討を行うため、予約に至るまでの経路が長期化かつ断片化しています。これに伴い、特定の時期に広告を投下する従来型の単一チャネル施策では成果を上げにくくなっており、顧客データの統合とリアルタイムなパーソナライズ施策が重視されています。
自律型AIによるリアルタイム最適化
従来のAIがデータ分析やコンテンツ生成の支援にとどまっていたのに対し、自律型AIは事業目標に沿ってプロセスを設計し、キャンペーンを自律的に実行します。
Appierはマーケティングファネル全体に自律型AIを組み込み、断片化したデータを統合してリアルタイムの顧客像を構築します。AIがユーザーの行動シグナルから予約意向や最適な配信タイミングを判断し、関心に合わせたメッセージやオファーを自動提供することで、コンバージョン率や収益性の向上を支援します。
国内外の旅行ブランドにおける導入事例
発表では、自律型AIを導入した各社の実績が紹介されました。
- Trip.com:AIを活用した広告配信や入札、クリエイティブの最適化を通じて、デジタルマーケティング施策の効率化を推進しています。
- Omio:メディア・ミックス・モデリング(MMM)を活用した機能を備える「Ad Cloud」を導入し、広告の因果効果を測定・調整しながら、1年でスペインの単一市場から欧州21カ国へユーザー基盤を拡大しました。
- NOL:iOSのプライバシー環境変化に対し、AIを活用したオーディエンスモデリング技術などを導入し、180%のROAS(広告費用対効果)を達成しました。
- ezTravel:ウェブとアプリに分散していた行動データを統合してAIが自動セグメント化を行い、パーソナライズ通知を配信した結果、クリック率(CTR)が4倍から最大6.8倍に向上しました。
Appier Groupについて
- 設立:2012年
- 代表者:代表取締役CEO チハン・ユー
- 本社所在地:東京都港区
- 上場市場:東京証券取引所プライム市場(証券コード:4180)
- 事業内容:自律型AIサービス(AaaS)を通じた広告・マーケティング技術の提供
本記事はAppier Group株式会社の発表をもとに作成。
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