LINEが詐欺対策を強化、新たに4つの対応を開始

LINEヤフー株式会社は、コミュニケーションアプリ「LINE」の安心・安全な利用環境実現のため、警察庁・金融庁・消費者庁・国民生活センターと協力し、詐欺対応を強化している。昨年12月から対応を強化しているが、詐欺の手口は巧妙化・複雑化しており、引き続き対応が必要な状況だ。

これまでの対応として、1:1トーク・グループトーク、オープンチャット、LINE公式アカウントにおいて、システム検知と人の目によるモニタリング強化を行い、不適切な行為が発見された場合はアカウントの利用停止などの対応を実施している。また、著名人などになりすましたアカウントへの対応強化や、詐欺の手口や「LINE」での対処法などを説明した特設サイトの公開・広報活動も行っている。

今回、新たに4つの対応を順次開始する。1つ目は、LINE公式アカウントの友だち追加時や、友だち以外のユーザーからのグループトーク追加時、1:1トーク開始時、アカウントの友だち追加時、オープンチャット参加時に、『LINEを悪用した詐欺にご注意ください』という注意喚起を表示する。2つ目は、1:1トーク、グループトーク、LINE公式アカウントでの通報時に選択する通報理由に『なりすまし』『詐欺』の項目を追加し、モニタリングによる対応をさらに強化する。3つ目は、LINE公式アカウントのアカウント開設時の認証強化だ。4つ目は、公的機関と協力し、印刷物やデジタルサイネージなどで活用できる注意喚起素材の作成・提供を予定している。

LINEヤフーでは、関連府省庁、団体などと定期的に情報交換を行っており、今回の新たな対応についても一度講じて終わりではなく、関係機関と連携し、ユーザーが安心・安全にご利用いただけるサービス提供のため、取り組みを継続していくとしている。