株式会社東急文化村（Bunkamura）と大阪芸術大学、株式会社NTT ArtTechnology、大日本印刷株式会社は、2024年6月13日から6月30日の期間、Bunkamuraメタバース上で「マンガデザインで北海道をメタバース」展を開催する。この展示会は、産学共創企画として、大阪芸術大学の学生が北海道の魅力をマンガデザインで表現した作品を展示するものだ。

マンガデザインとは、グラフィックデザインとマンガの特徴を組み合わせた日本発のオリジナルグラフィックデザインである。今回の展示会では、大阪芸術大学のデザイン学科、キャラクター造形学科、美術学科、映像学科等の学生が制作した約170作品の中から選抜された全22作品（デジタルポスター9作品、映像13作品）を鑑賞できる。

展示会場となるBunkamuraメタバースの「Community Space」は、ユーザー同士が会話を楽しめる空間であり、クリエイターや学生等の来館者同士のコミュニケーションを創出し、体験価値を高めることを目的としている。

また、同時期にBunkamuraメタバースの「Gallery」では、『小樽芸術村デジタルアーカイブ　迫力の浮世絵展』が開催される。小樽芸術村は、20世紀初頭に建造された歴史ある建築物5棟4館からなる美術館施設で、国内外の優れた美術品・工芸品を収集、展示している。本企画展では、小樽芸術村が所蔵する浮世絵コレクションの中から3枚続き等のパノラミックな浮世絵を中心に紹介する。

Bunkamuraは、文化・芸術体験によるさまざまな地域間交流や、地域経済発展のためのパートナーシップを掲げ、「文化ツーリズム」の取り組みを進めている。今後、さまざまな文化・芸術の提供・実現、訴求エリアの拡大に挑戦していく方針だ。