ジールとNEC、dotDataを活用した次世代データ活用モデルの実証実験を開始
アバントグループでDX推進事業を手掛ける株式会社ジールは、日本電気株式会社(NEC)との協業のもと、AIデータ分析プラットフォーム「dotData」を活用した実証実験を開始しました。
本実証実験では、高度なデータ分析から戦略的アクションの導出までを自動化する次世代データ活用モデルの構築を目指します。
実証実験の背景と目的
生成AIやAIエージェントの活用が広がる中、企業においてはデータの収集・加工にかかる工数や品質のばらつき、専門知識や専門人材への依存が全社的なデータ活用の定着を阻む要因となっています。
こうした課題に対し、ジールが持つデータ基盤構築・分析支援の知見とAIを活用し、データの意味や利用文脈を整理・蓄積することで、AIエージェントが活用できる「AI-Ready Data」へと構造化します。これにより、dotDataによる特徴量生成やインサイト創出の高度化を図ります。なお、dotDataはNECで開発され、2018年の戦略的カーブアウトにより独立したdotData, Inc.が開発・提供を行っています。
4つの検証プロセスと特長
実証実験では、AIエージェントの自律的な分析フローを通じて以下の4つのプロセスを検証・評価します。
- データの特定:分析目的に応じて社内データから必要なデータをAIが特定・抽出する
- データ文脈の整理・構造化:データの意味や利用文脈を整理し、AIが活用しやすい形で構造化する
- インサイトの創出:分析や意思決定に有効な特徴量やインサイトを自動生成する
- 結果解釈とアクション導出:複雑な分析結果を読み解き、ビジネス上の意思決定やアクションプランの導出につなげる
あわせて、主要クラウドデータプラットフォームとの連携を前提とした活用モデルの検証も進められます。
今後の展開
ジールは、本実証実験を通じて得られた知見や成果をもとに、「AI-Ready Data」、クラウドデータプラットフォーム、AIエージェントを組み合わせた次世代データ活用モデルのサービス化を見据えた展開を検討するとしています。
これにより、専門人材への依存を低減し、ビジネスユーザーが自律的にデータやAIを活用して意思決定を行える環境の実現を目指します。
関係者によるコメント
dotData, Inc. CEOの藤巻遼平氏は、ジールのデータ基盤構築の知見と同社技術の融合によって高度なインサイト創出が可能になるとし、次世代のデータ活用モデルを牽引していく考えを示しました。
NECのデータ&アナリティクス事業担当役員である森英人氏は、NECの実践知とdotDataの技術を融合させることで、現場のビジネスユーザー自らがAIを活用して意思決定できる世界の実現と企業の成長を支援していくと述べています。
本記事は株式会社ジールの発表をもとに作成
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