子どものオンライン診療アプリ「キッズドクター」が夜尿症の専門外来を開始
株式会社ノーススターが運営する子ども向けオンライン診療アプリ「キッズドクター」は、2024年6月1日より夜尿症(おねしょ)の専門外来を開始した。夜尿症は7歳児の10%が抱える課題で、年間15%ずつ自然治癒するものの、一定数は成人まで持ち越すとされている。
夜尿症の子どもは自尊心が低い傾向にあり、日本泌尿器科学会は小学校入学後も治らない場合は専門医の受診を推奨している。しかし、通院することへの精神的負担から治療の継続が難しいケースも少なくない。
キッズドクターのオンライン診療なら、全国どこからでもプライバシーを守りながら継続して受診できるため、対面での通院に比べて精神的な負荷を下げることができる。同アプリではこれまでも夜尿症に関する相談が多く寄せられていたが、今回、久留米大学病院の小児科専門医である田中征治医師の協力のもと、オンラインで夜尿症を診察できる体制を構築した。
田中医師は「おねしょ・夜尿症の患者様に対するオンライン診療は、特に思春期における定期的な通院の精神的な負担を軽減することで、継続した治療に繋がると思われます」とコメントしている。
キッズドクターは今後も小児専門領域のオンライン診療の裾野を広げることで、医療機関に通うことが難しい方を支援しながら、医療課題の解消にも貢献していく方針だ。