関空でタクシーアプリ「GO」利用可能に

関西国際空港において、これまでアプリ注文が禁止されていたタクシーの配車が、6月11日より正式に解禁される。GO株式会社が展開するタクシーアプリ「GO」を利用することで、第1ターミナルビル1番予約タクシーのりばからの乗車が可能となる。

関西エアポート株式会社とGO株式会社は、2023年12月より関西国際空港エリア内でのタクシーアプリ注文の実証実験を実施してきた。その結果、実証実験の成果が認められ、正式に「GO」でのタクシー注文が利用可能となった。ただし、迎車地に行くまでに必要な料金(施設使用料1,000円や連絡橋代940円など)が迎車料金とは別にかかる場合がある。

「GO」では、注文時に関西国際空港エリア内を選択すると、自動的に第1ターミナルビル1番予約タクシーのりばが乗車地に設定され、目的地を入力することで注文が可能だ。これにより、スムーズな乗車体験を提供する。

実証実験期間中の注文の半数を占めていたインバウンドにとっても、目的地を事前に入力してタクシーを手配することで、乗務員と必要最小限のコミュニケーションで移動が可能となる。さらに、降車・決済までをアプリ内で完結できるため、利便性向上とともに、乗務員にとっても接客対応の負担軽減につながる。

なお、関西国際空港から乗車のアプリ注文時における空港定額料金は、乗車後にタクシー車内で乗務員に確認の上、空港定額の対象となる車両、行き先(ルート)であれば適用される。

GO株式会社では、今後も国際空港をはじめとした全国の空港において「GO」対応やのりば設置を進め、国内ユーザーに留まらず、訪日外客の移動体験向上を目指していく方針だ。