ハー・ストーリィとMS&Consultingが業務提携 調査支援体制を強化
女性インサイトマーケティングを手がける株式会社ハー・ストーリィは、覆面調査モニターサイト「ミステリーショッピングリサーチ」を運営する株式会社MS&Consultingと業務提携した。ミステリーショッピングリサーチは、2026年2月末時点における国内で覆面調査を実施する上場企業の公称値との比較で国内最大級の規模を持つ。両社は本提携により、ハー・ストーリィの分析知見とMS&Consultingの生活者モニター基盤を融合させ、企業の事業支援体制を強化する。
業務提携の背景と狙い
近年、消費者ニーズの細分化に伴い、競合ブランドへの乗り換え理由や購入見送りの要因、購入後の体験価値(CX)を起点としたマーケティング分析の必要性が高まっている。
多くの企業が定量データやAI分析の導入を進める一方、数値結果は得られるものの、その行動に至った意思決定の構造や生活実態が可視化しにくいという課題が存在していた。そこで、37年にわたり生活者の潜在ニーズや選択構造を分析してきたハー・ストーリィの知見と、実在する62万人の生活者パネルを持つMS&Consultingの調査基盤を連携させ、定量的データの限界を補完する支援体制を構築したとしている。
支援強化における主なポイント
業務提携による具体的な支援強化の内容として、主に以下の3点が挙げられている。
- 特定ターゲットの選出と定点調査の実施:MS&Consultingの顧客体験分析基盤「CXグリッド」を活用し、属性や利用状況に基づいた具体的な生活者像を抽出。同一対象者を継続追跡することで、意識や購買行動の変化をトラッキングする。
- 購買決定要因の可視化:AIやデジタル分析では捉えにくい顧客の意思決定理由や未充足ニーズを、女性インサイトマーケティングに基づく手法で追求する。
- 実践的アクションプランの提供:単なるデータ集計にとどまらず、マーケティング施策や商品開発の現場改善に直結するアドバイスを提供する。
独自の分析アプローチと調査手法
調査においては、対象者の表面的な発言をそのままデータ化するのではなく、ハー・ストーリィ独自の「女性インサイトマーケティング(世帯状態別分類法)」を用いて構造化する。未婚・既婚・子育て・シニアなどのライフステージに応じた世帯分類クラスター分析を行い、購買を左右する要因の特定を目指す。
対応可能な調査手法は以下の通り。
- 定性調査:座談会、デプスインタビュー、グループインタビュー、ホームユーステスト、試食会・試用会、覆面調査、ブランド調査、競合比較調査
- 定量調査:市場調査、WEBアンケート調査、既存調査データの二次分析
両社の概要
株式会社ハー・ストーリィ
- 代表者:代表取締役 日野 佳恵子
- 所在地:東京都世田谷区
- 事業内容:女性インサイトマーケティング事業(専門研究、コンサルティング、専門情報出版、マーケティング支援、人材育成支援)
株式会社MS&Consulting
- 代表者:代表取締役社長 辻 秀敏
- 所在地:東京都中央区日本橋小伝馬町4-9 小伝馬町新日本橋ビルディング
- 証券コード:6555(東証スタンダード)
- 事業内容:顧客満足度・従業員エンゲージメント向上のためのリサーチおよび経営コンサルティングに関する業務
本記事は株式会社ハー・ストーリィの発表をもとに作成。
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