株式会社Utakataが10〜50代の男女217名を対象に実施した「お笑い芸人のYouTubeチャンネル」に関する調査によると、81%が何らかのお笑い芸人YouTubeチャンネルを登録して視聴していることが明らかになった。

調査期間は2024年4月15日から29日までで、インターネットを通じて行われた。回答者からは、YouTubeの使い方が上手いイメージがあるお笑い芸人として、「霜降り明星 粗品」の「粗品 Official Channel」が7.8%で最も多く挙げられた。次いで、「エガちゃんねる EGA-CHANNEL」と「かまいたちチャンネル」が同率で6.9%、「カジサック KAJISAC」が5.1%、「中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY」が4.6%と続いた。

1位の「粗品 Official Channel」については、ショート動画で単独ライブの一部分を投稿し集客できている点や、視聴者の呼び方が上手く、気になる話題をちらつかせて興味を引いている点が評価された。2位の「エガちゃんねる EGA-CHANNEL」は、テレビでは規制が多いが、YouTubeでは過激な表現ができる点や、普段とは違う真面目な姿を見せる点が支持された。同率2位の「かまいたちチャンネル」は、私生活やファンが興味を持つテーマを扱っている点が好評だった。

3位の「カジサック KAJISAC」は、YouTube向けのコンテンツでありながら、テレビでしか見ない芸人を呼んだり、昔のテレビ企画のパロディをやったりと、YouTube世代とテレビ世代の両方を巻き込んでいる点が評価された。4位の「中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY」は、学歴という武器を生かしたチャンネル運営や、わかりやすい説明が支持された。

今回の調査から、YouTubeのお笑い芸人チャンネルは幅広い年代に視聴されており、視聴者のほとんどがチャンネル登録をして動画を視聴していることがわかった。テレビでは放送できない際どい内容や、飾らない様子が垣間見える点が魅力とされ、ショート動画を利用したメイン動画への誘導も効果的に機能していると評価された。