元F1チャンピオン・ベッテルの昆虫ホテルが岡山へ移転

元F1世界チャンピオンのセバスチャン・ベッテル氏が手がける昆虫ホテルが、鈴鹿サーキットから岡山県苫田郡鏡野町の山田みつばち農園(株式会社山田養蜂場)へと移転することが決定しました。これにより、岡山の自然保護への貢献が大いに期待されています。

セバスチャン・ベッテル氏が、生物多様性への関心を高めることを目的に立ち上げたプロジェクト『Buzzin’ Corner』。これは昆虫の生息地を作ることを目指したもので、プロジェクトの一環として鈴鹿サーキットに設置されていた昆虫ホテルが、3月12日に岡山県の山田みつばち農園へと移転します。この移転は、国際環境NGOグリーンピースの協力のもと進められています。

移転に伴い、3月12日には寄贈式が山田みつばち農園で開催。ベッテル氏からのメッセージ動画が公開されるほか、昆虫ホテルの新たな設置場所のお披露目や、山田養蜂場からの挨拶が行われる予定です。

ベッテル氏が立ち上げた昆虫ホテルは、鈴鹿サーキットで設置された11基の昆虫ホテルが、これまで蜂などの昆虫の生息地として機能してきました。それが今回、岡山の山田養蜂場へと移転することにより、その活動が新たなステージへと進むことになります。

山田養蜂場では、自然環境保護活動を積極的に行っており、昆虫ホテルの有効利用を通じて、さらなる自然保護の推進につなげることを目指しています。また、山田みつばち農園では観光客に対して、昆虫ホテルを通じて生物多様性の問題について理解を深めてもらう活動も計画しています。