GPT-4搭載のAI-OCRで手書き発注書を自動読取「楽楽B2B」

株式会社ネットショップ支援室は、OpenAIの最新AIモデル「GPT-4o」を使用したAI-OCR機能を、BtoB受発注をWEB化するクラウドサービス「楽楽B2B」のβ版にて7月より提供開始すると発表した。

企業間取引では、FAXでの手書き注文書の割合が未だ高く、AI-OCRでの読取自動化は多くの企業が導入、または導入検討しているが、従来のAI-OCRは手書き文字の識字率が低い・書式制限があるなどの課題も多く、思うように自動化が進まないケースもあるのが現状だ。

今回提供を開始するAI-OCR機能は、GPT-4oを使用することでPC活字・手書き共に高い識字率を実現。FAXで受領した発注書をスマートフォンで撮影しアプリで読み取ると、品名・価格・点数・金額などが読み込まれ、自動で発注データが作成される。従来のAI-OCRと比べて発注書の形式制限がなく、複雑な初期設定や長期に渡る機械学習も不要で即時利用開始可能だ。

「楽楽B2B」は、働き方改革やDXが求められ、顧客の購買チャネルも変化する昨今において、企業間取引のオンライン化へのニーズが確実に増えつつある中、”企業間取引のDXに課題があり業務効率化を実現したい” あるいは “営業DXに課題があり既存の売り上げを底上げしたい” といった経営課題を解決するBtoB受発注をWEB化するクラウドサービスだ。

取引先毎に「指値」や「掛け率」などの価格設定も可能な上に、販路・決済方法や表示する商品も細かく設定することが出来るので、面倒なアナログ作業や処理ミスが削減され、業務がよりスピーディーになるのが特徴だ。

本機能の提供により、受注登録業務の手間を大幅に削減し、企業間取引の業務効率化に貢献することが期待される。