Dellows News

Helpfeel、米自律型AIサミット参加レポート公開 実務移行の動向分析

株式会社Helpfeelは、米国カリフォルニア州のUC Berkeleyで開催された自律型AIカンファレンス「Agentic AI Summit 2026」への参加レポートを公開した。同社のR&Dプロジェクト「HACK Lab」の調査研究活動の一環として現地で最新動向を調査した。自律型AI(Agentic AI)が実験・研究段階から企業実務へと移行する動きを踏まえ、同社は現地で捉えた4つの主要トレンドを整理している。

約5,000人が現地参加した「Agentic AI Summit 2026」

「Agentic AI Summit 2026」は、UC BerkeleyのBerkeley RDIなどが主催する自律型AIに特化したサミットで、現地時間の2026年8月1日から2日にかけて開催された。主催者の開催後レポートによると、約500米ドルのチケットが完売し、現地に約5,000名、オンラインで約10万名が参加した。

会場では4つのステージで約200名による講演やセッションが実施された。OpenAI、Google DeepMind、Meta、Amazon、NVIDIA、Microsoft、Databricks、IBMなどに所属する研究者や実務家が登壇した。Helpfeelからは、HACK Lab所長を務める代表取締役 CEOの洛西一周氏と北米ディレクターが現地参加し、研究者や企業関係者との議論および最新研究の調査を行った。

現地で捉えたAgentic AIの4つの主要トレンド

Helpfeelは、現地でのセッションや研究発表、研究者との議論を通じて、Agentic AIをめぐる変化を次の4つのトレンドとしてまとめている。

  1. 「Humans Steer and Agents Execute」(人間が判断し、AIが実行する):作業を補助する「Copilot」から、人間が方向性や判断を担い、AIエージェントが自律的に情報収集・実装・検証を行う役割分担へと進化している。
  2. 業務自動化による「全員シニア化」の加速:定型的・初級者向けの業務をAIが担うことで、人間には早い段階から設計・評価・判断といったシニアレベルの視座が求められるようになっている。
  3. ボトルネックは「モデル性能」から「組織とガバナンス」へ:AI導入の課題が技術力から社内環境へ移り、権限管理やデータアクセス、信頼性確保など、AIに安全に仕事を任せる組織設計が最大の課題となっている。
  4. A2A(Agent to Agent)と「AI向け決済・経済圏」の誕生:AIエージェントが予算やウォレットを持ち、ステーブルコイン(USDC)などの決済手段を用いて自律的に取引する仕組みが議論され、顧客接点がAIエージェント同士へと拡張しつつある。

実践型R&Dプロジェクト「HACK Lab」とプラットフォーム展開

今回の調査を行った「HACK Lab」は、Helpfeelのエンジニアや事業開発メンバーが数週間単位で滞在し、最先端AIの研究開発と新規事業探索を進める実践型R&Dプロジェクトである。現地での試作・実験・改善を通じて、AI製品やナレッジデータの研究開発およびグローバル展開を推進している。

また同社は、企業内の知識資産を整理・構造化して活用する「AIナレッジデータプラットフォーム」を展開しており、2026年4月時点で国内エンタープライズ企業を中心に900サイト以上に導入されている。

株式会社Helpfeel 概要

  • 創業:2007年12月21日(2020年12月4日に日本法人を設立)
  • 代表者:代表取締役 CEO 洛西 一周
  • 京都オフィス:京都府京都市上京区御所八幡町110−16 かわもとビル5階
  • 東京オフィス:東京都中央区八丁堀2-14-1 住友不動産八重洲通ビル4階
  • URL:https://corp.helpfeel.com/
  • 主なプロダクト:AIナレッジデータプラットフォーム「Helpfeel」、ナレッジベース「Helpfeel Cosense」、画像・動画記録AI「Gyazo」

本記事は株式会社Helpfeelの発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間