夏休みの旅行先人気トップ3は北海道・沖縄・東京、旅費の捻出方法は?

WeCapital株式会社が全国の20代〜30代の男女1,049人を対象に実施した「2024年の夏季休暇」に関する調査によると、今年の夏休みに国内旅行へ行きたい人気の旅行先トップ3は、1位が北海道、2位が沖縄県、3位が東京都という結果になった。

調査では、約4割の人が3日〜5日の夏季休暇を取得する予定だと回答。一方で、夏季休暇がないと答えた人も16.6%いた。

夏休みの旅行先として人気の北海道には、函館山や旭山動物園、世界遺産の知床や富良野など豊かな自然を満喫できる観光名所が豊富だ。2位の沖縄は、世界遺産の琉球王国関連遺産群や、石垣島、宮古島など美しいビーチが魅力。3位の東京都は、東京スカイツリーや浅草など国内外から人気の観光地が目白押しだ。

旅行先を選ぶ際のポイントを聞いたところ、「食べ物が美味しい」が48.9%で最多、次いで「旅費が安い」が44.9%だった。派手に羽を伸ばすよりも、お金をかけずに楽しみたいという傾向がうかがえる。

気になる旅費の捻出方法だが、「夏のボーナス」が46.3%で最多、次いで「貯金」が44.3%、「節約」が35.4%と続いた。その他、「投資・資産運用」「副業やアルバイト」「ポイント」「マイレージ」「オークションやフリマ」「クラウドファンディング」など、旅費の捻出方法は多様化している。

コロナ禍で落ち込んだ旅行需要も徐々に回復の兆しを見せているが、円安などの懸念材料もあり、完全復調までは時間がかかりそうだ。とはいえ、夏のボーナスや貯金を活用し、国内旅行を楽しむ人は多いようだ。北海道、沖縄、東京など人気の観光地では、今年の夏も多くの観光客でにぎわうことだろう。