Dellows News

日心製作、耐荷重131.7トンの耐震シェルターベッドTETUNOMA発売

日心製作株式会社は、家屋倒壊から命を守る空間を確保する耐震シェルターベッド「TETUNOMA(鉄の間)」を2026年8月1日に発売しました。本製品は131.7トンの耐荷重性能を備え、静岡県が推進する建物倒壊対策プロジェクトの補助対象製品として認定を受けています。同社は同技術を応用した耐震ダイニングテーブルについても、2026年秋ごろの販売開始に向けて開発を進めています。

静岡県の耐震・減災基準をクリアし補助対象に認定

TETUNOMA(鉄の間)は、地震による家屋倒壊時に就寝スペースを守る耐震シェルターベッドです。特許出願済(特願2025-205562)の構造により131.7トンの耐荷重性能を実現しました。

この耐荷重や必要空間などの審査基準をクリアしたことで、南海トラフ地震への備えを進める静岡県より、建物倒壊による犠牲者ゼロを目指すプロジェクト「TOUKAI-0+」の補助対象製品として2026年8月4日付で認定を受けました。なお、非常時の安全空間確保を目指して設計されていますが、あらゆる災害状況での無損傷を確約・保証するものではないとしています。

建築構造鋼材の採用とインテリア性を両立した設計

製品の開発にあたり、一般的な家具用スチールではなくビルなどの建築物で使用される構造鋼材を採用し、建築構造物としての強度設計を行っています。製造は国際規格認証(ISO9001・ISO14001)を取得した奈良県の工場にて、職人の手仕事によって作られています。

デザイン面では、工業製品エンジニアを経て家具製作を手がけてきた同社代表の知見を生かし、ミニマルな外観と180度の窯で焼き上げた質感を取り入れました。平常時は日常の家具として違和感なく使用でき、非常時には落下物や家屋倒壊から命を守る空間として機能するよう設計されています。

大がかりな工事が不要な組み立てユニット式

設置にあたって大がかりな耐震改修工事は不要で、一般工具で組み立てや分解ができるユニット式を採用しています。1つのユニットは15kg以下に設計されており、大人1人での運搬が可能です。

サイズはシングル(重量180kg)、セミダブル(重量200kg)、ダブル(重量220kg)の3種類が展開されます。重量は家庭用アップライトピアノと同程度であり、一般的な住宅の1階であれば床補強を行わずに設置できるケースが多いとしています。

耐震ダイニングテーブルの展開と今後の計画

同社はベッドで採用した構造技術を活用し、耐震シェルターダイニングテーブルの開発も進めています。天板には天然木(ゴム材)を使用し、50トン以上の耐荷重を目標値として設定しています。2026年9月2日に大型試験機による耐荷重実験を実施し、クリア後に2026年秋ごろからの先行予約および正式販売開始を予定しています。

代表取締役の山下氏は、地震に対する家族の不安をきっかけに約3年の開発期間を経て製品を完成させたと説明し、耐震家具が日本の新しいスタンダードとなる未来を目指して安全性を追求した製品を提供していくとしています。

日心製作株式会社 概要

  • 会社名:日心製作株式会社
  • 代表者:代表取締役 山下
  • 設計事務所:奈良県奈良市
  • 製造拠点:奈良県(ISO9001・ISO14001認証取得工場)
  • 事業内容:耐震デザイン家具の企画・設計・販売、耐震実験企画・実施

本記事は日心製作株式会社の発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間