シクミ、建設業界向け無料レポート公開 請求書対応の効率化とAI活用を解説
AI導入支援などを手がける株式会社シクミは、建設業界を対象とした無料レポート『協力会社とのやり取りが、電話とFAXで止まっている』を公開した。本レポートは、協力会社からの請求書や出来高報告の受領から支払データ作成までの工程に特化し、業務改善の方法をまとめている。同社の支援先における計測例では、協力会社対応に要する月36時間のうち、約33%に相当する月12時間が「内容の読み取りと入力」に使われていたという。

相手の運用を変えずに進める業務改善
協力会社のやり取りの効率化にあたり、共通システムの導入を検討するケースがあるものの、取引先側の運用を一方的に変更することは難しいという制約が存在する。レポートでは、請求書受領から支払データ作成までの業務を4工程に分類し、どの部分から着手すべきかなどのアプローチを取り上げている。
建設業界における人手不足とAI活用の現状
帝国データバンクが2026年3月に実施した「生成AIに関する企業の動向調査」(有効回答10,312社)によると、生成AIを活用している企業の割合は全体で34.5%だった。業種別ではサービス業が47.8%、金融業が38.6%、不動産業が34.9%、運輸・倉庫業が27.5%、建設業が26.4%となっており、建設業の活用割合は調査対象の業種分類の中で最も低い水準となっている。一方で、生成AIを活用している企業の86.7%が業務への効果を実感していると回答した。
また、同社が2026年7月に実施した「人手不足に対する企業の動向調査」(有効回答10,518社)では、正社員が不足していると回答した建設業の割合が66.0%に達し、全業種平均の51.3%を上回っている。
全16ページのレポート構成と支援実績
公開されたレポートは全16ページで構成され、図や表を用いて1ページ1テーマ形式で解説されている。
レポートの主な構成内容は以下の通り。
- データで見る建設業の現状と扱う業務の定義
- 業務時間の内訳と見直した後の業務フロー
- 人が担う範囲と仕組みやAIが担う範囲の切り分け
- 導入の4ステップおよび13週間のスケジュールと成果物
- 5分でできるセルフチェック
シクミの過去の支援実績としては、不動産管理会社における契約書ファイルの自動リネームやフォルダ整理、基幹システムへの入力データ生成による月40時間の工数削減や、メール・FAXの読み取りと商品・掛率の自動照合による見積書作成時間の50〜60%削減などが挙げられている。なお、これらの効果は業務内容やデータの状態により異なると説明している。
株式会社シクミの概要
- 会社名:株式会社シクミ
- 代表者:代表取締役 石井 由哉
- 所在地:東京都渋谷区桜丘町18-4 二宮ビル1F
- 設立:2026年
- 事業内容:AI導入支援(AIコンサルティング/AI研修)、ITコンサルティング、システム開発・業務受託
- URL:https://shikumi-co.jp
本記事は株式会社シクミの発表および帝国データバンクの調査データをもとに作成。
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