沖永良部島の知名町と和泊町、公式スポットワーク基盤を9月1日に共同開設へ
鹿児島県大島郡の知名町と和泊町は、沖永良部島全体を対象とする公式スポットワークプラットフォーム「おきのえらぶマッチボックス」を合同で開設し、9月1日よりサービスを開始します。株式会社Matchbox Technologiesが提供する「自治体公式マッチボックス」を両町が導入し、プラットフォームの構築および管理保守・運用支援を受けます。島内事業者の人材確保と、柔軟な就労機会の創出による持続可能な地域社会の実現を目指します。
2町が費用を分担し1つの仕組みを運用 同サービス初の共同導入
本事業は、同じ沖永良部島にある知名町と和泊町が、それぞれ個別にシステムを持つのではなく費用を分担してひとつの仕組みを運用する形態をとっています。Matchbox Technologiesによると、2つの自治体が共同でひとつのプラットフォームを持つこの形式は、「自治体公式マッチボックス」として初めての事例となります。事業の運営自体は知名町および和泊町が担います。
「おきのえらぶマッチボックス」では、島内の事業者が無料でスポットワーク求人を掲載でき、島内外の働き手は1日または数時間単位で応募できます。

求人の検索から応募、勤務後の手続きまでスマートフォンで行うことができ、履歴書の作成や面接は原則不要です。働き手側の登録・利用費用はかかりません。また、急な休業が生じた場合の休業手当の自動支給や、不適切な求人掲載を防ぐ仕組みなど労働者保護に配慮した設計が導入されています。事業者は働き手の合意のもとで自社専用の人材データベースに登録し、業務経験者に向けて求人を案内することも可能です。
農業や介護など島内の人手不足解消へ
沖永良部島では人口減少や高齢化、若年層の島外流出に伴い、農業や介護をはじめとする地域産業での人材確保が課題となっています。特に農業分野では農繁期の人手確保が難しく、島内における勤務条件と働き手が実際に稼働できる時間の不一致も人手不足の要因とされています。
サービス開始に先立ち2026年8月に開催された事業者向け説明会には、農業、医療・介護・福祉、土木・建設、飲食、宿泊など多様な事業者が参加しました。知名町は住民同士が支え合える仕組みとなることへの期待を示しており、和泊町も隙間時間を活用した人手不足解消と住民の新たな可能性の発見につながる取り組みとして事業を推進するとしています。
関連概要
株式会社Matchbox Technologies
- 所在地:新潟県新潟市中央区
- 代表者:代表取締役社長 佐藤洋彰
- 事業内容:スポットワークプラットフォーム「matchbox」の展開など
サービス概要
- 名称:おきのえらぶマッチボックス
- 開設自治体:鹿児島県知名町、和泊町
- サービス開始日:9月1日(火)
- URL:https://matchbox.jp/kagoshima/okinoerabu
本記事は株式会社Matchbox Technologiesの発表をもとに作成
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



