高校生ごみ拾い日本一を決める『スポGOMI甲子園2024』が全国40道府県で開催
一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションは、高校生を対象としたごみ拾い競技大会『スポGOMI甲子園2024』を開催すると発表した。本大会は、15~18歳の高校生が3人1組のチームを結成し、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競うというユニークな大会だ。
予選大会は6月8日の岩手県予選を皮切りに、全国40道府県で順次開催される。予選を勝ち抜いた40チームが、12月1日に東京で行われる全国大会に出場し、高校生ごみ拾い日本一の座をかけて競い合う。
スポGOMI甲子園は2019年にスタートし、これまでに全国で8,790名の高校生が参加。過去大会で拾われたごみの総重量は9,444トンにのぼり、高校生だけでなく開催地域の自治体からも注目を集めている。
大会の目的は、若い世代の環境意識を高めること。環境省によると、世界では毎年800万トン以上のプラスチックごみが海に流出しており、日本からも毎年2〜6万トンが流出していると推計されている。海洋ごみの多くは、雨で路上のごみが川や水路に流れ込む「街ごみ」が原因だが、個人のごみ削減意識はまだ低いのが現状だ。
本大会は、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として開催される。ごみ拾いに「スポーツ」の要素を取り入れた「スポGOMI」は、社会奉仕活動を競技へと変換した日本発祥の新しいスポーツだ。同じ目標に向かってチームで力を合わせることで、参加者のごみ拾いへの価値観を変えていく狙いがある。
主催は一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーション、共催は日本財団 海と日本プロジェクト、協賛は株式会社セブン-イレブン・ジャパンと富士工業株式会社が務める。