サイボウズ株式会社は2024年11月1日より、クラウドサービス「kintone」「サイボウズ Office」「Garoon」「メールワイズ」の価格体系を改定し、kintoneとメールワイズの最小契約ユーザー数も変更すると発表した。価格改定の理由は、運用や開発への投資拡大によりサービス品質の向上を図るためだという。

改定後の月額価格（税別）は、kintoneのライトコースが1,000円、スタンダードコースが1,800円、サイボウズ Officeのスタンダードコースが600円、プレミアムコースが1,000円、Garoonは900円、メールワイズのスタンダードコースが600円、プレミアムコースが1,800円となる。

また、kintoneとメールワイズの最小契約ユーザー数も、それぞれ10ユーザーと5ユーザーに引き上げられる。

さらに、2024年7月8日からは1,000ユーザー以上の全社・大規模導入向けに、kintoneの新コース「ワイドコース」の提供を開始する。ワイドコースでは、アプリ数上限が3,000個、スペース数上限が1,000個、1日あたりのAPIリクエスト数上限が10万に設定され、大規模組織での活用に適した機能が提供される。

ワイドコース専用の拡張機能として、ポータル機能の強化、承認履歴機能、プロセス管理の強化、アプリ分析機能などが用意される。これにより、大人数での情報共有や伝達、処理の把握、進捗状況の視覚化などが可能になるという。