ファイン、IT子会社ファインフォース設立 自社運用のシステムを中小製造業へ提供
健康食品や医薬品などを製造・販売する株式会社ファインは、ITおよびシステム開発事業を担う100%子会社として「株式会社ファインフォース」を設立した。自社の製造・管理業務の改善に向けて開発・運用してきたシステムをベースに、食品・健康食品業界をはじめとする中小製造業へ向けたシステム提供を行う。
自社業務の改善実績をもとに子会社を設立
製造業の現場では、原価管理や在庫管理、購買管理などの業務において、ExcelやVBA、担当者個人の経験に依存した運用が残るケースがみられる。ファインではこうした課題に対し、業務を理解する担当者を中心にシステムの開発と現場での運用改善を進めてきた。
現在、製造原価管理や在庫管理、購買管理などの複数システムが実務で稼働しており、ファイン社内では年間2,290万円のコスト削減を実現したという。同社は自社で蓄積したシステムとノウハウが広く製造業の効率化に役立てられると考え、中小製造業の業務効率化や生産性向上への貢献を目指してファインフォースを設立した。
実務に根ざしたシステムのカスタマイズ提供
ファインフォースは、ゼロからの開発ではなく、ファインの実データを用いた業務運用を通じて改善を重ねたシステムを出発点とする。

中小製造業がシステムを導入する際、大規模開発では費用や期間が膨らみやすく、汎用パッケージソフトやノーコードツールでは個別の業務フローに対応しきれない場合がある。同社は稼働実績のあるシステムをベースにすることで、中小企業向けの価格帯と各社の業務に合わせたカスタマイズの両立を目指す。導入にあたっては現場の業務や課題を理解し、何をシステム化すべきかを企業とともに検討しながら進める方針である。
製造原価管理やVBA近代化から事業を展開
事業開始当初は、ファインで稼働実績のある以下の領域を中心に展開する。

- 製造原価管理システム:食品・健康食品の製造原価を製品・期・月ごとに自動集計・可視化するクラウドシステム。製品別の原価推移や前年比較、工場別の作業時間・時間単価、歩留まりを一画面で確認できる。
- KOUSHIN型VBA近代化:担当者の退職やOS・Officeの更新により改修・動作が困難になったExcel・VBAなどの業務システムを、現在の環境に合わせて再構築する。ブラウザから利用可能で、PC、タブレット、スマートフォンに対応する。
このほか、在庫管理や購買管理などのシステムについても顧客ニーズに応じて展開していく予定である。
代表コメントと会社概要
ファインフォースの代表取締役に就任した高見昇吾氏は、現場と経営を動かしてきた経験と最新のAI技術を掛け合わせ、顧客の実情に合わせたシステムを迅速かつ適正なコストで提供していくとしている。
- 株式会社ファインフォース
- 代表者:代表取締役 高見 昇吾
- 所在地:大阪府大阪市淀川区宮原3丁目5-36 新大阪トラストタワー20F
- 事業内容:IT・システム開発事業
- お問い合わせ:contact@fine-force.co.jp(電話受付は2026年10月1日より開始予定)
- URL:https://fine-force.co.jp
- 株式会社ファイン
- 代表者:代表取締役 佐々木 信綱
- 所在地:大阪府大阪市淀川区宮原3丁目5-36 新大阪トラストタワー20F
- 創業:1974年4月1日
- 事業内容:健康食品、サプリメント、医療・介護食、医薬品などの研究開発・製造・販売
- URL:https://corp.fine-kagaku.co.jp/
本記事は株式会社ファインの発表をもとに作成。

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