持続可能な成長に向け、日本とアフリカの大学生による「模擬アフリカ連合」始動
アフリカの日(5月25日)を記念して、日本の大学生有志グループ「模擬アフリカ連合組織委員会」、国連開発計画(UNDP)、国際協力機構(JICA)、上智大学が共催するフラッグシップ・プラットフォーム「模擬アフリカ連合(Model African Union)」が日本で立ち上がる。
日本は1993年から「TICAD(アフリカ開発会議)」を主導し、アフリカとの協力を深めてきた。2050年には世界人口の4分の1を占めるアフリカ大陸との次の30年を見据え、次世代を担う日本とアフリカの若者が相互理解を深め、協力関係を強化していくことが世界の持続的・平和的発展に欠かせない要素となる。
「模擬アフリカ連合」では、日本の大学生がアフリカ出身の留学生とペアを組んでアフリカ各国について理解を深め、多様性、連帯感、相互理解を育み、アフリカ各国の持続可能な成長のための革新的なアイデアを議論する。
2024年の模擬アフリカ連合大会は、8月24-25日に東京で開催されるTICAD閣僚会合のサイドイベントとして、『グリーンエコノミー・気候変動』を議題に開催される。大学生グループは、指定された国について、議題に関連したサブ・テーマに関するポジションペーパーを作成する。
模擬アフリカ連合実行委員会並びに日本模擬国連代表の大野秀征氏は、「模擬アフリカ連合は日本では初の試みであり、この機会は我々日本の学生にとって、アフリカについて理解を深めつつ日本とアフリカとの関係についても考えることができるまたとない機会になると確信している」と意気込みを述べている。
本イニシアチブの公式発表は、2024年5月27日に上智大学で開催されるアフリコンバース「変革の'”原動力”としての若者:アフリカとともに行動しよう」にて行われる。
アフリカ連合(AU)は、アフリカ55の国・地域が加盟する世界最大級の地域機関であり、アフリカの政治的・経済的統合の実現と紛争の予防解決を目的としている。