電通デジタルとJTBが観光地域づくり支援で協業

株式会社電通デジタルと株式会社JTBは、持続可能な観光地域づくりに向けたマーケティング支援において協業することで合意した。

地域の観光課題に対し、電通デジタルの企業マーケティング変革支援に特化したコンサルティングサービスや生成AI・メタバースを活用した新たなデジタル体験に対する専門性と、JTBの全国ネットワークを生かした観光地域づくりの課題を解決する知見やディスティネーション開発の実績を掛け合わせ、戦略の策定からサービス提供までを一気通貫して伴走することで、地域の体験価値向上と持続可能な経済社会の実現に向けた支援を実施する。

コロナ禍を経て世界的に旅行需要が回復する中、国内でも観光立国の復活および持続可能な地域づくりへの取り組みが重要となっている。より地域全体での活性化を実現するためには、各事業者や行政間での連携を強化し、新たな価値を創出していくことが求められている。

また、経済活動に付随する生活環境の変化やオーバーツーリズムなどの副次的な問題に対して、地域住民の理解を獲得していくなど、地域ごとの事情に寄り添ったアプローチを選択していくことも必要だ。

このたびの協業により、全国各地域の自治体や地域の観光関連事業者を対象に、複数のステークホルダーが関係する各地域の事情に沿った適切な戦略を構築、実行する。

具体的には、①自地域の課題を客観的に把握したうえで(As Is)、②地域ごとに対応した最適なマーケティング戦略を構築し(To Be)、③そのマーケティング戦略を実現するためのサービスを提供するといった3つのステップで構成された伴走型コンサルティング支援サービスを提供する。

これら8サービスを各地域の課題に沿って、デジタル戦略と地域に根差したアプローチの両面からスピーディーかつ総合的に支援することで、新たな顧客体験価値の創出と地域内連携体制の確立を実現。また、地域の自走化につながるまで一気通貫で伴走支援を行うことで、持続可能な地域社会をともに目指していく。