日本酒造青年協議会、令和8年度の酒サムライ叙任者7名を決定 茂木健一郎氏ら
全国の若手蔵元で組織する日本酒造青年協議会は、令和8年度の「酒サムライ」称号叙任者として、脳科学者の茂木健一郎氏ら国内外の7名を決定した。叙任式は令和8年10月6日に京都の松尾大社で開催される予定となっている。同協議会はこれまで108人を酒サムライに叙任しており、日本酒および日本文化を世界に広めるために尽力した人物へ敬意を表している。


酒サムライの背景と叙任式

酒サムライは、日本酒の誇りを取り戻し、その文化を国内外へ広く伝えていくことを目的に、日本酒造青年協議会が平成17年に結成した。
令和8年度の叙任式は、令和8年10月6日14時30分より京都の松尾大社で執り行われる。今回は海外で活動する人物を含む7名が新たに叙任される。

令和8年度の叙任者7名

令和8年度の叙任者は以下の通り(順不同・敬称略)。
- 茂木 健一郎(脳科学者/活動拠点:日本)
- Cindy Bissig(Obsessed with Japan合同会社 創設者/活動拠点:日本)
- Lorenzo Ferraboschi(Sake Company S.r.l. 代表/活動拠点:イタリア・ミラノ)
- Oliver Hilton-Johnson(Tengu Sake 創設者兼ディレクター/活動拠点:イギリス)
- JUST WONG(Wynn Macau、Wynn Palace 飲料部門エグゼクティブ・ディレクター/活動拠点:マカオ)
- 李 鵬(中国国際唎酒師協会 会長、「办个清酒会」創設者/活動拠点:中国)
- 大久保 Dosseur 里美(Enshu sake Ltd UK 代表取締役/活動拠点:イギリス)

※大久保 Dosseur 里美氏は叙任候補者として決定後、令和8年6月に逝去した。協議の結果、功績を顕彰するため今回の叙任式において叙任される。

各叙任者の主な実績と活動

日本を拠点とする茂木健一郎氏は、ソニーCSL上級研究員や東京大学大学院特任教授などを務める脳科学者で、著作の「IKIGAI」が世界58カ国で翻訳出版されている。スイス出身で京都を拠点とするCindy Bissig氏は、メディア寄稿や「Sake On Air」のプロデュース、2025年の「Tokyo Sake Challenge」日本誘致などを通じて日本酒文化を発信している。
イタリアのLorenzo Ferraboschi氏は、日本酒輸入販売会社の代表として1,500名以上の酒ソムリエを育成し、欧州最大級の日本酒品評会「Milano Sake Challenge」を創設した。イギリスのOliver Hilton-Johnson氏は「Tengu Sake」の運営やIWC SAKEのパネルチェアを務め、同国での普及や教育に携わっている。
マカオのJUST WONG氏は、大型リゾート施設で大規模な飲料プログラムを統括し、日本酒イベントやプロモーションを牽引している。中国の李鵬氏は、中国国際唎酒師協会会長などとして2016年から中国市場での普及啓発や人材育成を続けている。イギリスの大久保 Dosseur 里美氏は、ロンドンを拠点に20年以上にわたり日本酒・焼酎の普及に尽力し、国際唎酒師の育成や国税庁の日本産酒類UKコーディネーターなどを務めた。

本記事は日本酒造青年協議会の発表をもとに作成。
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