男女で違い? デート代割り勘に関する20-30代の本音を調査

株式会社ONE FOR ONEが2024年4月に実施した「デート代割り勘問題」に関するアンケート調査の結果が発表された。調査対象は20~30代の男女で、月収やデート代が家計に与える影響、奢ってもらう側としての心遣いなど、多角的な視点からリアルな声が集められた。

アンケート結果によると、月収(手取り)は女性の42%が10万円以下、男性の25%が20万円〜25万円と最も多く、収入面での男女差が浮き彫りになった。月々のデート費用は、女性は5,000円~30,000円が68%、男性は10,000円~30,000円が48%と、おおよそ30,000円以内でデートを楽しむ人が多数を占めた。

デート費用が家計を圧迫していると感じるかという質問には、男性の45%、女性の35%が「はい」と回答。交際相手とのデートの支払いについては、女性の52%が「割り勘」と答えたのに対し、男性は71%が「男性が多く払うもしくは奢る」と回答した。

一方で、「デート費用は相手に奢ってほしいもしくは多く出して欲しい」という質問に対しては、男性の57%が「割り勘がいい」、女性の52%が「はい」と答えた。この結果から、男女ともにデート代に対する理想と現実にはギャップがあることが明らかになった。

奢ってもらう側としての心遣いについては、男女ともに「お返し」をする派が多数を占めた。具体的には、コンビニ代やガソリン代、お茶代を支払う、手料理を振る舞う、簡単な手土産やプレゼントを贈るなどの回答が見られた。一方で、お返しは特にしない、感謝の言葉を伝えるのみという意見もあった。

今回の調査結果から、20~30代の男女において割り勘意識は高まりつつあるものの、デート代に対する理想と現実のギャップは依然として存在することが分かった。お金のかからないデート案や、「奢る価値がない相手だから奢らない」という意見への賛否など、詳細な調査結果は株式会社ONE FOR ONEのウェブサイトで公開されている。