夢二展グッズも続々、生誕140年のYUMEJI展が都庭園美術館で

6月1日から8月25日まで、東京都庭園美術館で「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」が開催される。この展覧会では、夢二郷土美術館が所蔵する画家・竹久夢二の作品をもとに、有名ブランドとコラボレーションしたチョコレートやグラス、文具などのグッズが販売される。

パレスホテル東京とコラボレーションした「千代ちょこ」は、日本の伝統美を取り入れたショコラやパッケージに夢二のデザインを用いて魅力ある世界観を表現している。6種類の柄はそれぞれ違う味わいで、厚さわずか約2mmの繊細な口どけと香りが楽しめる。

創業200年を超える石塚硝子によるガラス食器ブランド「アデリア」とのコラボレーションでは、夢二がデザインした《千代紙「桜草」》を、すっきりとしたフォルムが美しいグラスに仕上げた。メロンソーダや抹茶ミルクをグラスに注げば、千代紙を再現できるかもしれない。

文具メーカー「デルフォニックス」の人気シリーズ「ロルバーン」とのコラボレーションでは、夢二作品の《ベルリンの公園》と《千代紙「椿」》を表紙にあしらったノートが販売される。シンプルで飽きのこないデザインと使いやすさがポイントで、巻末にはカードなどを収納できるクリアポケットも付いている。

展覧会は6月1日から8月25日まで開催され、一般の観覧料は1,400円(団体料金1,120円)。65歳以上は700円(団体料金560円)で、小学生以下および都内在住在学の中学生は無料となっている。会期終了後は、岡山の夢二郷土美術館や大阪のあべのハルカス美術館など、全国6館を巡回する予定だ。