第10回未来屋えほん大賞に森洋子のある星の汽車 9月1日からフェア開催へ
イオングループの未来屋書店は、「第10回未来屋えほん大賞」の受賞作を発表し、森洋子氏の絵本『ある星の汽車』(福音館書店)が大賞に決定した。全国の未来屋書店およびアシーネでは、2026年9月1日より「第10回未来屋えほん大賞フェア」が開催される。
同賞は「未来まで読み継がれるベストセラー絵本を育てる。」をコンセプトに、全国の店舗に所属する児童書担当者が直近1年間に出版された絵本の中から選出するオリジナルの賞である。
大賞受賞作『ある星の汽車』の概要と著者のコメント

大賞に選ばれた『ある星の汽車』は、絶滅した動物たちを描いた創作絵本である。広い大地を走る汽車に、ドードーやオオウミガラスの夫婦、リョコウバトなど多数の動物と、父親と旅をする男の子が乗り合わせる。男の子が車内で動物たちと言葉を交わす中、列車が駅に停車するたびに乗客が1人ずつ降りていき、次第に車内が静まっていく様子が描かれている。

著者の森洋子氏は東京生まれで、東京藝術大学大学院を修了した絵本作家である。『さがしもの』で2024年の英国Queen’s Knickers賞銀賞を受賞したほか、『ある星の汽車』ではキノベス!キッズ2026第1位、第57回講談社絵本賞、第73回産経児童出版文化賞美術賞、第31回日本絵本賞大賞を受賞している。
森氏は受賞にあたり、本作では地球上の動物の絶滅を遠い出来事としてではなく、隣人の下車になぞらえた誰もいない空虚な座席として表現したかったとし、その思いに共感してもらえればありがたいとコメントを寄せている。

第10回未来屋えほん大賞のトップ10
第10回のランキング上位10作品は以下の通りとなっている。
- 大賞:『ある星の汽車』(森洋子/福音館書店)
- 第2位:『まるごとほうせきケーキ』(チョーヒカル/PHP研究所)
- 第3位:『すいかのたね』(押本達希/ブロンズ新社)
- 第4位:『きょうは なにきる?』(くらはしれい/KADOKAWA)
- 第5位:『ぼくのいえ』(鈴木のりたけ/PHP研究所)
- 第6位:『みえないおしごと』(とくながけい/中央公論新社)
- 第7位:『おっかけにんじゃ』(大串ゆうじ/PHP研究所)
- 第8位:『くも』(しおたにまみこ/偕成社)
- 第9位:『パンダのおさじと ぱんだっこちゃん』(柴田ケイコ/ポプラ社)
- 第10位:『たんぽぽてんし』(文:竹下文子、絵:岡田千晶/小峰書店)
過去の大賞受賞作品一覧
過去に大賞を受賞した作品は以下の通り。
- 第1回:『ノラネコぐんだん そらをとぶ』(工藤ノリコ/白泉社)
- 第2回:『おしっこちょっぴりもれたろう』(ヨシタケシンスケ/PHP研究所)
- 第3回:『なまえのないねこ』(竹下文子/小峰書店)
- 第4回:『10かいだての おひめさまの おしろ』(のはなはるか/PHP研究所)
- 第5回:『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』(柴田ケイコ/KADOKAWA)
- 第6回:『大ピンチずかん』(鈴木のりたけ/小学館)
- 第7回:『もうじきたべられるぼく』(はせがわゆうじ/中央公論新社)
- 第8回:『ぎょうざが いなくなり さがしています』(玉田美知子/講談社)
- 第9回:『どろぼうジャンボリ』(阿部結/ほるぷ出版)
未来屋書店の概要
平川雅隆氏が代表取締役社長を務める株式会社未来屋書店は、イオン株式会社の完全子会社として1985年12月に設立された。千葉県千葉市美浜区に本社を置き、資本金は1億円。書籍・雑誌や文具・雑貨の販売、コワーキングスペースの運営などの事業を展開している。
本記事は株式会社未来屋書店の発表をもとに作成。
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