IWC、パイロット・ウォッチ初のパープル文字盤を採用したメルセデスF1新作を発表
IWCシャフハウゼンは、パートナーシップを結ぶMercedes-AMG PETRONAS Formula One Teamのための新作「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 Mercedes-AMG PETRONAS Formula One Team」を発表しました。シンガポールグランプリを記念したモデルで、同競技初のナイトレースが行われるマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットでの走行を控えるチームに向けて制作されました。メカニックやエンジニアをはじめとするチームスタッフがサーキットや英国のチーム本部で着用する予定です。
新作(Ref. IW388121)の最大の特徴は、「パイロット・ウォッチ」コレクションで初採用となる深みのあるパープルカラーの文字盤です。この色合いは、1893年に園芸家アグネス・ジョアキムによって交配されたシンガポールの国花「ヴァンダ・ミス・ジョアキム」へのオマージュとしてデザインされました。


文字盤の数字やインデックス、針の夜光塗料には、チームの象徴であるペトロナスグリーンが施され、パープルとのコントラストを生み出しています。また、パープルのラバーストラップには「EasX-CHANGE」システムが導入されており、工具を使わずにボタン操作でストラップ交換が可能です。なお、今回の発表に合わせて、チームのキットサプライヤーであるadidasからも新たなコレクションが登場します。


直径41mmのケースには、F1でも多用されるグレード5チタン合金が採用されています。チタンはステンレススティールのおよそ半分の軽さでありながら耐食性に優れ、エンジンのバルブやコネクティングロッド、ドライバーを保護する安全装置「ハロー」にも精密加工されて用いられる素材です。ケース表面には丁寧なサテン仕上げが施され、チタン特有のシルバーグレーの質感が引き出されています。
高い耐久性と精度を備えた自社製クロノグラフ

ムーブメントには、伝統的なコラムホイール機構を備えたIWC自社製キャリバー69385を搭載しています。経過時間を直感的に把握できるよう、ストップウォッチの積算計は12時位置に配置された縦型サブダイアルを採用しています。
3時位置には曜日と日付を表示するデイデイト機能を備え、双方向ラチェット式自動巻き機構により約46時間のパワーリザーブを確保します。コート・ド・ジュネーブやペルラージュといった装飾が施されたムーブメントは、サファイアガラスのシースルー裏蓋から確認できます。
IWCは2013年からMercedes-AMG PETRONAS Formula One Teamの公式エンジニアリング・パートナーを務めており、チームウォッチとしては今回が4作目となります。
これまでに発表された公式チームウォッチは以下の通りです。
- 2022年:パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 エディション “Mercedes-AMG PETRONAS Formula One Team”(Ref. IW388108、マイアミGPにて発表)
- 2023年:パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 Mercedes-AMG PETRONAS Formula One Team(Ref. IW388306、ラスベガスGPにて発表)
- 2025年:パイロット・ウォッチ・マーク XX Mercedes-AMG PETRONAS Formula One Team(Ref. IW328210)
- 2026年:パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 Mercedes-AMG PETRONAS Formula One Team(Ref. IW388121)
本記事はIWCシャフハウゼンの発表をもとに作成。
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