JR西日本グループは、2025年春に開業予定の広島新駅ビルの商業施設名称を「minamoa（ミナモア）」に決定した。

「minamoa」という名称には、「ミナモ（水面）」「ミナ（みんな）」「モア（もっと）」というキーワードが込められている。「ミナモ」は、河川とともに発展した「水の都ひろしま」の川の水面のゆらめきと、瀬戸内の柔らかな陽の光を受けて輝く海の水面のきらめきを表現。「ミナ」は、広島の皆様に新駅ビルを「みんなの駅ビル」「私たちの駅ビル」と感じていただきたいという想いを込めている。「モア」は、新駅ビルが”もっと”多くの人が集まる場所になり、”もっと”生活を豊かにしてくれる、”もっと”素敵な場所へと進化していく、広島のことを”もっと”好きになる場所となりたいという想いを表現している。

名称の決定までには、広島県民参加型ワークショップや広島県内の学生ワークショップを実施。200名以上の応募者から約100名が参加した県民ワークショップでは全3回、広島県内の大学等の協力を得た学生ワークショップでは13校全17回を実施し、約500名の学生と活発な議論を行った。さらに、ワークショップで集まった想いや期待を軸に、広島出身の小説家の稲田幸久氏や音楽家の加藤和也氏による専門家のサポートを得て、文字や音といった様々な観点から検討を重ね、名称が決定された。

ロゴデザインも「minamoa」に込められた想いを体現する重要なピースの一つと位置づけ、地元デザイナーを起用。2024年2月21日には「名称ロゴデザイン選考会」を開催した。

今後は、「minamoa」に関する情報や各コンテンツを随時発信していく予定だという。公式ティザーサイト（https://www.minamoa.jp）では最新情報を掲載。公式Instagramではminamoa開業までのエピソードやカフェ情報、広島ならではのライフスタイル情報を発信するという。