福岡県が11月12日からDV防止の啓発活動へ 街頭活動やライトアップを実施予定
福岡県は、2026年11月12日(木)から25日(水)までの「女性に対する暴力をなくす運動」期間に合わせ、配偶者や交際相手からの暴力(DV)防止に向けた啓発活動を実施する。期間中は主要駅周辺での街頭啓発や施設のライトアップを行うほか、被害者本人や周囲の人、DVをやめたいと悩む人に向けた相談窓口を広く周知する。県内では警察や配偶者暴力相談支援センターへの相談が年間約4,000件を超えるなど依然として暴力の根絶には至っておらず、県は早期の相談を呼びかけている。

深刻化するDV被害の実態と相談の遅れ
福岡県男女共同参画推進課調べによると、女性の約4人に1人、男性の約6人に1人がDVの被害を経験しているとされている。県内では警察や配偶者暴力相談支援センターに年間約4,000件を超える相談が寄せられている。DVは主に家庭内や親密な関係の中で起こるため外部から発見しにくく、被害者が相談をためらううちに深刻化する傾向がある。
内閣府男女共同参画局「男女間における暴力に関する調査」(令和6年(2024年)3月)では、配偶者から暴力を受けた女性の約4割、男性の約6割が「相談するほどのことではない」「自分にも悪いところがある」「自分さえ我慢すればいい」などと考え、誰にも相談していない実態が明らかになっている。暴力の形態には、殴る、蹴るなどの身体的暴力のほか、怒鳴る、無視するなどの精神的暴力、生活費を渡さない、働かせないなどの経済的暴力、性的な行為の強要などの性的暴力がある。
街頭啓発やパープル・ライトアップなどの取り組み
11月12日から25日までの期間中、福岡県は運動のシンボル「パープルリボン」にちなんだ紫色を掲げ、暴力の根絶と相談窓口の周知を図る。
駅周辺での街頭啓発は次の日程で実施される。参加者は紫色のジャンパーを着用し、のぼりを掲げて暴力防止を呼びかける。

- 11月12日(木):西鉄天神駅周辺(福岡市)、西鉄久留米駅周辺(久留米市)
- 11月13日(金):JR新飯塚駅周辺(飯塚市)、JR小倉駅周辺(北九州市)
また、シンボルカラーに合わせたパープル・ライトアップも行われる。

- 旧福岡県公会堂貴賓館(福岡市中央区西中洲6-29):11月12日(木)から11月24日(火)まで、日没から日の出まで(※旧福岡県公会堂貴賓館は11月18日(水)、25日(水)を除く)
- クローバープラザ(春日市原町3丁目1-7):11月12日(木)から11月25日(水)まで、17時から21時まで

さらに、年齢、性別、国籍を問わず円滑に窓口につながるよう、女性向け、男性向け、外国人向けなどの相談窓口カードを作成し配布する。
被害者や周囲の人、加害者も相談できる窓口
暴力はどのような間柄や理由であっても許されるものではなく、県の窓口では被害者本人だけでなく、家族や友人からの相談も受け付けている。
主な相談窓口は以下の通り。
- 福岡県女性サポートホットライン:092-574-8358(毎日 9:00〜17:00、年末年始を除く、※面談は要予約)
- 福岡県あすばる相談ホットライン:092-584-1266(火〜日、月(祝日のみ)9:00〜16:30、金(祝日を除く)は18:00〜20:30も可、8月13〜15日、年末年始を除く)
- 福岡県配偶者からの暴力相談電話:092-663-8724(月〜金 17:00〜24:00、土・日・祝 9:00〜24:00、年末年始を除く)
- 男性・LGBTQの方のDV被害者相談ホットライン:070-4410-8502(水 18:00〜20:00、日 10:00〜12:00、年末年始を除く)
- DVをやめたい方の相談窓口:080-5797-3966(毎日 9:00〜17:00、年末年始を除く)
各地区の配偶者暴力相談支援センター(月〜金 8:30〜17:15、祝日、年末年始を除く):
- 筑紫:092-584-0052
- 粕屋:092-939-0511
- 糸島:092-323-0061
- 宗像・遠賀:093-201-2820/0940-37-2880
- 嘉穂・鞍手:0949-22-4070/0948-29-0071
- 田川:0947-42-4850
- 北筑後:0942-34-8111/0946-24-5780
- 南筑後:0943-23-7520/0944-73-3200
- 京築:0930-23-2460
女性サポートホットラインでは生活困窮、性暴力・性犯罪被害、予期せぬ妊娠、DVや虐待、孤立・孤独など女性が抱える問題全般について相談を受け、連携して解決にあたる。年齢や国籍、障がいの有無は問わず、将来問題を抱えるおそれのある人も対象となる。
また、県は令和8年度からDVをやめたい人向けに、暴力に向き合い防止のヒントを学ぶ「DVをやめたい方の暴力防止プログラム」を開始した(今年度の受付は終了)。事業を担当する福岡県 人材育成・活躍推進部 男女共同参画推進課 女性支援・保護係は、相手との関係に違和感やつらさを感じた際は我慢せずに相談してほしいとしている。
本記事は福岡県の発表をもとに作成。
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