主婦の6割が生活にゆとり無し、マイナビ調査

株式会社マイナビが実施した「主婦のアルバイト調査(2024年)」の結果によると、アルバイト・パートで働く主婦の61.5%が生活に経済的なゆとりがないと回答した。特に子どもがいる主婦では、その割合が62.7%と高く、20代の主婦に至っては75.6%にも上った。

また、今後希望する働き方が実現できる場合、正社員として働きたいと考える主婦は72.1%に達した。しかし、正社員になることを躊躇する理由として、「仕事と育児の両立が難しそうだから」や「仕事とプライベートの両立が難しそうだから」といった回答が上位に挙がった。実際に、過去に正社員になりたいと思ったことがある主婦のうち、子どもがいる人の割合は57.7%と、子どもがいない人より4.0ポイント高かった。

調査担当者は、主婦の正社員転換を推進するためには、女性の家事・育児の負担軽減や、家庭と仕事を両立しやすい職場環境の整備が必要であると指摘している。希望する働き方が実現できれば正社員を希望する条件として、「家事・育児・介護等との両立がしやすい」ことが49.8%と最も高かったことからも、仕事と家庭の両立支援が鍵となりそうだ。

本調査は、2024年2月15日から19日にかけて、全国のアルバイト就業中の20~50代の既婚女性を対象にインターネット調査で実施され、就業者1,764サンプル、非就業者1,489サンプルが回収された。