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エスペック 欧州向けにCO2冷媒搭載の環境試験器8器種を発売

エスペックは、欧州の環境規制に対応したCO2冷媒「R-744」を標準搭載する環境試験器8器種を欧州市場向けに発売した。対象となるのは、低温恒温(恒湿)器「プラチナスJシリーズ」4器種と、ハイパワー恒温(恒湿)器「ARシリーズ」急速温度変化タイプ4器種である。

欧州のFガス規制に対応するCO2冷媒を採用

欧州連合(EU)では、2050年までの温室効果ガス排出量実質ゼロに向けた取り組みの一環として、フッ素系温室効果ガス(Fガス)の段階的削減や機器の販売を制限するFガス規制が強化されている。環境試験器においては、地球温暖化係数(GWP)が150以下の冷媒使用が求められている。

今回発売された8器種には、GWP値が1と極めて低い自然冷媒であるCO2冷媒「R-744」が標準搭載された。従来品に搭載されていた冷媒「R-449A」(GWP値1,397)と比較して大幅にGWP値を低減している。

従来品同等の温湿度制御性能と各種国際規格への適合

新製品は環境負荷を抑えながらも、従来品と同等の温湿度制御性能を維持している。これにより、「IEC 60068-2-30」「IEC 60068-2-38」に準拠した温湿度サイクル試験や、「IEC 60068-2-14Nb」に準拠した温度変化試験など、グローバルな試験規格に対応した各種試験が可能となっている。

また、以下の国際安全規格や指令にも適合している。

  • 機械の安全性:ISO 12100
  • 機械の電気装置:IEC 60204-1
  • 電磁両立性(EMC):IEC 61000-6-2、IEC 61000-6-4、EN 55011
  • 指令関連:RoHS指令、圧力機器指令

欧州市場での製品ラインアップ拡充を推進

大阪市北区に本社を置くエスペック(代表取締役社長:荒田知)は、2025〜2027年度を対象期間とする中期経営計画「PROGRESSIVE PLUS 2027」において、欧州市場を先端技術分野のニーズ獲得を目指すエリアと位置付けている。同社は引き続き環境配慮型製品をはじめとするラインアップを拡充し、欧州市場での成長を目指すとしている。

本記事はエスペック株式会社の発表をもとに作成。

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