ショートドラマ配信アプリ「BUMP」が100万DL突破、韓国進出へ

emole株式会社が開発・提供する1話3分のショートドラマ配信アプリ「BUMP」が、日本国内で展開されるショートドラマ配信アプリとしては初の累計100万ダウンロードを突破した。また、日本発のショートドラマアプリとして世界市場に挑戦すべく、韓国でのサービス展開を開始する。第1弾として日本国内でも人気を集めた作品を韓国語にローカライズし、2024年5月から配信開始する予定だ。

ショートドラマの世界市場規模は、2029年に566億ドル(約8兆7000億円)に達すると予測されており、直近5年で急成長が見込まれている。日本政府が主導する新しい資本主義実現会議でも、日本のコンテンツ産業を盛り上げ、世界で戦っていくための戦略について議論されている。このような流れの中で、「BUMP」は日本のショートドラマを代表する覚悟を持って、海外市場へ本格的に進出する。韓国進出はその第一弾であり、2024年にかけて多言語翻訳を進め、アジア圏・北米圏などにも進出していく予定だ。

「BUMP」は2022年12月末のアプリローンチから1年半足らずでアプリダウンロード数100万回を突破したが、これまで広告配信などを行わず、作品切り抜き動画等のSNSマーケティングを武器にダウンロード数を増やしてきた。現在、SNS用の切り抜き動画の総再生回数は10億回を突破し、「作品をどこかで一度は見たことがある」というユーザーも増えている。

今後、emole株式会社は多言語での切り抜き動画を用いた作品プロモーションを展開し、広告出稿を含めたマーケティング施策を積極的に強化していく。また、ショートドラマ作品を提供するパートナーも引き続き募集し、ショートドラマ市場やクリエイターのエコシステム全体を盛り上げていく方針だ。

韓国版アプリでは、不倫や略奪、ギスギスした人間模様を描き日本国内でも人気を集める4作品を韓国語にローカライズして配信する。「今日も浮つく、あなたは燃える」「父の不倫が発覚しました」「余命3ヶ月のサレ夫」「ヤりたい男と、殺りたい女。」といった作品が韓国の視聴者に届けられる。