セレブロファーマ、植物ママキ関連の発明で国内特許取得 海外12の国・地域へ出願
大阪公立大学医学部発のヘルスサイエンスベンチャーであるセレブロファーマ株式会社は、ハワイ固有の植物「ママキ」に関する発明について日本国特許庁より特許査定を受け、特許第7825335号として登録された。本発明は認知機能の維持・改善を用途とするものである。あわせて特許協力条約(PCT)に基づき、海外12の国・地域への出願手続きも進められている。
取得した特許の概要と背景
登録された特許は、大阪公立大学との共同出願として出発したのち、日本国内へ移行する段階で大学の持分について手続きが行われ、現在は同社単独の名義となっている。同社は大学で生まれた基礎研究の成果を社会へ届けることを目的に設立されており、今回の権利化は研究成果を社会実装へとつなぐ基盤を整える取り組みの一環と位置づけられている。
特許の詳細は以下の通り。
- 発明の名称:生薬を用いた脳機能の維持又は改善のための剤及び方法
- 特許番号:特許第7825335号
- 出願番号:特願2025-510866
- 基礎出願:特願2023-048891
- 国際出願:PCT/JP2024/011731(国際公開番号 WO2024/204081)
- 特許権者:セレブロファーマ株式会社
なお、「発明の名称」は特許公報に記載された発明の名称であり、同社製品の効果効能を示すものではない。また、特許は新規性・進歩性等を審査する制度であり、製品の有効性が認められたことを意味するものではないとしている。
海外12の国・地域での手続き状況
本発明については、米国/欧州(EPO)/中国/香港/カナダ/オーストラリア/シンガポール/マレーシア/フィリピン/インド/韓国等の国・地域へ出願手続きが進められている。
現時点で海外において登録に至った国・地域はなく、いずれも審査前または審査中となっている。なお、米国については各国特許庁間で審査結果を相互活用し審査を早める枠組みである特許審査ハイウェイ(PPH)の適用が認められ、審査が先行している。
ママキは、ハワイにのみ自生するイラクサ科の植物で、ハワイの先住民が葉を乾燥させてお茶にし、果実からは薬をつくってきたと伝えられている。
セレブロファーマの代表取締役であり大阪公立大学大学院医学研究科 特任教授を務める富山貴美らの研究グループは、この植物についての検証を行い、その結果を国際学術誌『GeroScience』に発表した。なお、発表されている研究結果はいずれもマウスを用いた実験によるものであり、人における効果を示すものではないと説明されている。

同社は、脳と腸の関係に着目した研究知見を背景に、植物由来素材を活用したサプリメントブランド「CEREACTIS(セレアクティス)」を2026年4月より提供している。サプリメントに加え、デジタルを活用したサービスも提供している。製品はいずれも一般食品(サプリメント)であり、疾病の診断、治療、予防を目的とするものではない。主なラインナップは以下の通り。


- MamaQi(ママキ)
ハワイ固有の植物「ママキ」の恵みを活かしたサプリメント。主要成分としてママキ葉乾燥粉末 200mg / 2粒(1日目安)、ママキ由来ポリフェノール(クロロゲン酸・カテキン・ルチン等)を含む。国内GMP認定工場製造・ヒト安全性確認試験済。関連特許は特許第7825335号。
- ZiziPhas(ジジファス)
植物素材「酸棗仁」を活かしたサプリメント。主要成分としてサネブトナツメ種子乾燥粉末 200mg / 2粒(1日目安)、酸棗仁由来のフラボノイド・サポニン類を含む。国内GMP認定工場製造・ヒト安全性確認試験済。関連特許は特許第7698391号。
会社概要
- 会社名:セレブロファーマ株式会社
- 代表者:代表取締役 富山 貴美 ・松田 和則
- 所在地:大阪府大阪市中央区南久宝寺町4丁目5番6号 VERTEX本町ビル3階
- 事業内容:健康食品の研究開発・製造・販売
- URL:https://cerebro-p.com
本記事はセレブロファーマ株式会社の発表をもとに作成。
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