第2回国際文芸フォーラムが12月開催へ 小川洋子氏や伊坂幸太郎氏ら登壇
東京都中央区に拠点を置き、松谷孝征氏が理事長を務める特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が事務局を務める令和8年度文化庁「活字文化のグローバル展開推進事業」は、日本の文芸作品の海外発信と国際的な評価形成を目指し、「第2回国際文芸フォーラム」を12月1日~4日に開催する。第2回を迎える今年度は、12月3日に第11回文化庁翻訳コンクールの授賞式と記念シンポジウムが実施される。会場では国内外で活躍する作家や編集者を迎え、多角的なプログラムが展開される予定となっている。
授賞式と2部構成の記念シンポジウム
2026年12月3日(木)には、第 11 回文化庁翻訳コンクール授賞式とともに、2部構成の記念シンポジウムが開かれる。
シンポジウム第Ⅰ部「声が生まれるところ」では、作家の小川洋子氏と川上弘美氏に加え、初来日となる英国の作家で2025年国際ブッカー賞の審査委員長を務めたマックス・ポーター氏が登壇する。モデレーターは作家・翻訳家で早稲田大学国際学術院教授の辛島デイヴィッド氏が務める。
続く第Ⅱ部「どうやって海外の読者に届けるのか?~作家と海外編集者の対話~」には、作家の伊坂幸太郎氏と、伊坂氏の英訳出版を担当した海外の出版ディレクターであるリズ・フォーリー氏が登壇する。モデレーターは株式会社CTBの三枝亮介氏が担当する。なお、第 11 回文化庁翻訳コンクールの受賞者と、第12回文化庁翻訳コンクールの対象言語や課題作品は後日発表されるとし、登壇者は予告なく変更となる可能性があるとしている。
記念シンポジウムの開催概要と申込方法
記念シンポジウムおよび授賞式の概要は以下の通りとなっている。参加申し込みは抽選制で受け付ける。
- 日時:2026年12月3日(木)16:00(開場:15:00)
- 会場:神田スクエア ホール(2階)東京都千代田区神田錦町二丁目2番地1
- 定員:400名
- 入場料:無料
- 言語:日本語/英語(同時通訳あり)
- 当日スケジュール(予定):
- 16:00~16:50 第 11 回文化庁翻訳コンクール授賞式
- 17:00~18:00 シンポジウム第Ⅰ部 「声が生まれるところ」
- 18:15~19:15 シンポジウム第Ⅱ部「どうやって海外の読者に届けるのか?~作家と海外編集者の対話~」
- 申込期間:10月29日(木)~11月9日(月)
- 抽選結果通知:11月13日(金)頃にメールにて通知
翻訳家向けプログラムと諸外国・関連団体との連携企画
フォーラム期間中は、出版・翻訳関係者を対象としたプログラムや、諸外国の文化機関・出版社等との連携イベントも実施される。
出版・翻訳関係者向けの「翻訳家等育成プログラム」としては、12月1日(火)に第11回文化庁翻訳コンクール受賞者向け翻訳オリエンテーション(一般公募なし)が行われるほか、12月2日(水)と12月4日(金)に翻訳ワークショップ・セミナーが予定されている。受講申し込みは後日、事業公式サイト(https://www.jlpp.bunka.go.jp/)にて受け付けられる。
また、連携企画として以下のイベントが予定されている。
- 11月17日(火)~19日(木):TOKYO INTERNATIONAL RIGHTS MEETING2026(主催:一般財団法人 出版文化産業振興財団[JPIC])
- 11月20日(金):「EU・日本の文学交流――翻訳と創造をめぐる対話」※出版・翻訳関係者プログラム/招待制(主催:駐日欧州連合代表部 )
- 11月27日(金)17:30~19:00:第5回「日伊ことばの架け橋賞」授賞式(主催:伊日財団)
- 12月3日(木)~5日(土):日韓作家ダイアローグ2026(共催:一般社団法人K-BOOK振興会/集英社/小学館/文学と知性社)
- 12月4日(金)19:00~20:30:『悲しみは羽根をまとって』著者マックス・ポーター来日記念トークイベント(主催:早川書房、聞き手:作家・西加奈子)
文化庁「活字文化のグローバル展開推進事業」の取り組み
文化庁「活字文化のグローバル展開推進事業」では、日本の多様で豊かな活字文化を海外へ発信・普及させるため、海外発信の発掘・育成を行うとともに出版社等による作品の海外展開を促進している。さらに、世界の文学関係者や出版関係者等を対象に、日本の活字文化の理解をより深めるための活動を行っている。
本記事は特定非営利活動法人映像産業振興機構の発表をもとに作成。
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