IGREK plus、AI自律型攻撃想定の侵入テストを11月1日提供開始へ
京都府京都市中京区に本社を置く株式会社IGREK plusは、AIによる自律型サイバー攻撃を想定したペネトレーションテストサービス「IGREKセキュリティサービス」を、2026年11月1日より提供開始します。同サービスは、事前に書面で許可を得た範囲に限り攻撃者と同じ視点で疑似攻撃を行い、Webサイトや社内システム、生成AIの利用環境に潜む弱点を洗い出すものです。専任のセキュリティ担当者の配置が難しい中堅・中小企業でも防御までつなげられるよう、発見した脆弱性に対して恒久的な修正策とすぐに適用できる暫定対策の双方を提示します。
開発の背景にあるサイバー脅威と法規制の動き
背景には、生成AIの普及に伴うサイバー攻撃の巧妙化があります。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が2026年1月に公表した「情報セキュリティ10大脅威 2026」(組織編)では、「AIの利用をめぐるサイバーリスク」が初選出で3位となりました。
また、2026年10月には国内のセキュリティ企業が、日本企業への不正アクセスに使われた攻撃インフラ上で、AIが偵察から脆弱性の検証まで自律的に進めるペネトレーションテストツールが使用されていたことを確認したと発表しています。標的となった企業には、保険・金融・物流・EC・小売・教育など幅広い業種が含まれていたと報じられています。
さらに2026年10月1日には、いわゆる能動的サイバー防御法(サイバー対処能力強化法)の主要規定が施行され、基幹インフラ事業者にインシデント報告などが義務づけられました。直接の対象は指定事業者であるものの、取引先や委託先としてセキュリティ対策の説明を求められる企業は今後増えると考えられます。こうした環境下で、費用面から大手ベンダーの診断サービスを導入しにくい中堅・中小企業に向け、備えの第一歩として本サービスが開発されました。
AI自律型攻撃や生成AI環境を想定したテストの特長
「IGREKセキュリティサービス」は、AIによる自律型攻撃の手口を踏まえたシナリオで検証し、人手の攻撃だけを想定した診断では見落とされやすい弱点を洗い出します。
診断の対象には、外部公開サーバーやWebサイト、Webアプリケーション、API、社内ネットワークに加え、社内AIチャットやAI連携システムといった生成AIの利用環境も含まれます。プロンプトインジェクションによる情報漏えいや、AIを経由した不正操作のリスクを検証します。
また、発見された脆弱性ごとに、根本的な修正策と修正完了までに適用できる暫定対策(WAF・ファイアウォールのルール等)をセットで提示します。テストは書面で合意した対象と範囲に限定し、業務を止める恐れのある破壊的な操作は行わず、全ての操作を記録して求めに応じて開示する体制をとっています。なお、本サービスはお客さまご自身が管理しテストの許可を得た資産のみを対象としており、第三者のシステムへの検査や攻撃元への反撃は行いません。
今後の展開と代表者コメント
株式会社IGREK plus 代表取締役 CEOの山田 龍治氏は「AIによって、サイバー攻撃は専門家だけのものではなくなりました」と述べた上で、攻撃者がAIで弱点を探すのであれば守る側も同じ視点で先に弱点を見つけて塞ぐ必要があると指摘しています。
同社は今後、本サービスで得た知見をもとに、生成AIの利用に伴う情報漏えいを防ぐ仕組みや、継続的な監視・防御を支援するサービスの提供を予定しています。
「IGREKセキュリティサービス」の提供条件は以下の通りです。
- 提供開始日:2026年11月1日
- 対象:外部公開サーバー・Webサイト、Webアプリケーション・API、社内ネットワーク、生成AIの利用環境(社内AIチャット・AI連携システム等)
- 実施方法:リモートまたはオンサイト(書面で合意した対象・期間・手法の範囲内でのみ実施)
- 成果物:診断報告書(経営層向けサマリー/技術者向け詳細)、改善策・暫定対策の一覧、報告会
- 料金:個別見積り
株式会社IGREK plus(PR TIMES登録名:株式会社IGREKplus)は2006年設立で、AXコンサルティングや業務自動化(RPA・AIエージェント)、データ分析基盤、クラウド統合、オリジナルデバイス設計開発、AIセキュリティサービスを手がけています。所在地は京都府京都市中京区畳屋町425で、米国トーランスおよび中国天津にも拠点を有しています。
本記事は株式会社IGREK plusの発表をもとに作成されています。
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