第一工業製薬 滋賀工場に蒸発濃縮装置を導入 年間約2,000トンのCO2削減へ
京都市南区に本社を置く第一工業製薬(代表取締役社長:山路直貴)は、滋賀県東近江市にある滋賀工場の廃液濃縮工程における省エネルギー化を目的として、MVR型(自己蒸気機械圧縮型)蒸発濃縮装置を導入しました。
本設備は、大阪市中央区に本社を置く大阪ガス株式会社の100%子会社であるDaigasエナジー株式会社(Daigasエナジー)とのエネルギーサービス契約によって導入されたものです。同社の発表によると本設備は2026年7月より稼働しているとされ、年間約2,000トンのCO₂排出量削減を見込んでいます。
蒸気再利用による熱エネルギーの有効活用
滋賀工場に導入された設備は、株式会社ササクラ製のVVCC濃縮装置である「MVR型(自己蒸気機械圧縮型)蒸発濃縮装置」です。
MVR技術(Mechanical Vapor Recompression)とは、蒸発工程で発生した蒸気を圧縮し、再び熱源として利用する蒸気再圧縮方式を指します。濃縮工程で発生する蒸気を再利用して熱エネルギーを有効活用することにより、導入前と比較して蒸気使用量を大幅に削減し、CO₂排出量の削減を実現するとしています。
中期経営計画「SMART 2030」の目標達成に向けた取り組み
第一工業製薬は、中期経営計画「SMART 2030」において「サステナビリティ」を重要な経営課題と位置付けています。2030年度までにDKS国内グループの温室効果ガス(GHG)排出量を2013年度比30%削減する目標を掲げており、今回の設備導入はその達成に向けた取り組みの一環となります。
今回の導入により見込まれる年間約2,000トンの削減効果は、2030年度目標達成に必要なGHG排出削減量約7,500トン/年に対して約27%相当の貢献になる見込みです。同社は今後も省CO2化や再生可能エネルギーの活用などGX(グリーントランスフォーメーション)の取り組みを推進し、脱炭素社会の実現と持続的な企業価値向上を目指すとしています。
導入設備の概要
- 実施拠点:第一工業製薬株式会社 滋賀工場
- 削減効果:CO2排出量 約2,000トン/年(見込み)
2030年度目標達成に必要なGHG排出削減量約7,500トン/年 目標達成に向けて、約27%相当の貢献 (見込み)
- 導入装置:MVR型(自己蒸気機械圧縮型)蒸発濃縮装置 (VVCC濃縮装置:株式会社ササクラ製)
本記事は第一工業製薬の発表をもとに作成

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