加古川市で「かわまちづくり」が進行中、河川敷でのフェスなど年内14件の実施を予定

兵庫県加古川市は、一級河川・加古川の豊かな水辺空間を地域資源として活用し、”かわ空間”と”まち空間”が融合した良好な空間形成を目指す『かわまちづくり』を進めている。その一環として、2024年度も昨年度に引き続き、加古川河川敷を活かした新たなにぎわいづくりの取り組みとして、市の補助金を活用した市民活動団体等による様々なイベントが実施される予定だ。

加古川市では、JR加古川駅から歩いて行ける加古川河川敷を「かわ空間」と「まち空間」の融合する魅力的な空間に生まれ変わらせることを目指している。今年も引き続き多くのイベントが実施され、さらに堤防上には新たなにぎわい交流拠点として飲食施設などの誘致も進められている。

『かわまちづくりプロジェクト』は、『ミズベリング』の一環として進められている。「ミズベリング」とは、新しい水辺の活用の可能性を切り開くための官民一体のプロジェクトだ。かつては営利目的の利用が認められていなかった河川敷だが、2011年度の規則改正により、国土交通省の指定を受ければ飲食店などを開くことが可能になった。「ミズベリング」では、水辺に興味を持つ市民や企業、行政が三位一体となり、持続可能な水辺の未来に向けて改革していくという意味が込められている。

加古川市の『かわまちづくり』は、市民と行政が一体となって水辺空間の活用を推進する好例だ。河川敷でのイベント開催や飲食施設の誘致により、加古川がより魅力的な空間へと生まれ変わることが期待される。