HIKIDASHI、乳幼児の保護者向け性教育リーフレットの自治体提供を開始
兵庫県明石市に拠点を置く特定非営利活動法人HIKIDASHIは、自治体の子育て支援や各種健診事業に向けた「乳幼児期の保護者対象 性教育リーフレット」を制作し、全国の自治体や行政機関への提供および導入相談の受付を開始した。乳幼児期から家庭で取り組める包括的性教育のポイントをまとめたツールで、保護者が抱く悩みの解消を目的としている。発表によると、宮城県大崎市の就学時健診における先行活用も進められているという。
家庭で実践できる4つのポイントを提示
特定非営利活動法人HIKIDASHIは、全国の保護者や教育関係者への講演活動を通じて寄せられた「性教育は、いつから、どんなふうに始めればいいの?」という悩みを背景に、地域の家庭へアプローチするツールとして同リーフレットを企画・制作した。
性教育は思春期に学校で学ぶものと捉えられがちだが、本来は乳幼児期から家庭で自然に伝えられるものだとしている。自分のからだやプライベートゾーン(自分だけの特別なところ)を大切にすること、嫌なときに「いや」と伝えること、相手の気持ちを尊重することなど、日々の暮らしの経験も大切な学びになるとしている。
リーフレットでは、保護者が身構えずに日々の子育てで取り入れられる「今日からできる4つのこと」として、以下の内容などを紹介している。
- 子どもの「イヤだ」の気持ちを受け止める
- プライベートゾーンについて伝える
- 絵本などを用いて、子どもにわかりやすく伝える
- 性別や役割で言葉かけをかえない

宮城県大崎市で先行活用、全国の自治体へ展開
同リーフレットは、宮城県大崎市の就学時健診において先行活用されているとしている。文部科学省が推進する「生命の安全教育」の趣旨を踏まえ、小学校入学前の保護者へ心と体の大切さについて家庭で対話するきっかけを届ける狙いがある。同法人では大崎市での先行活用を通じ、今後は他の自治体への導入推進も図っていく考えだ。
全国の自治体の子育て支援課や保健センター、教育委員会、関係団体などを対象に、就学時健診や乳幼児健診での配布、窓口設置、保護者向け講座の副教材といった活用を想定している。
提供概要と団体の実績
リーフレットの提供概要は以下の通り。
- 名称:乳幼児期の保護者対象 性教育リーフレット
- 対象:乳幼児期(0歳~未就学児)のお子さんがいる保護者
- 内容:乳幼児期から家庭でできる性教育について
- 製作:特定非営利活動法人HIKIDASHI
- デザイン:CHANTO株式会社
- 提供形態:データ提供(PDF / 印刷用データ)※自治体名入れ等のカスタマイズも可能
理事長の大石真那が率いる特定非営利活動法人HIKIDASHIは2022年4月の設立以来、園児から大学生、保護者、教職員などを対象に包括的性教育の普及啓発活動を行ってきた。これまでの講演実績は以下の通りとなっている。
- 令和4年度: 講演回数 53回 / 受講者数 延べ約 4,800名
- 令和5年度: 講演回数 76回 / 受講者数 延べ約 7,500名
- 令和6年度: 講演回数 114回 / 受講者数 延べ約 7,600名
- 令和7年度: 講演回数 133回 / 受講者数 延べ約10,000名
※受講者数はいずれもアーカイブ視聴を除いた数。
本記事は特定非営利活動法人HIKIDASHIの発表をもとに作成。公式Webサイト:https://ikiru-hikidashi.org/
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