ツクルバの住宅意識調査、世代問わず住み替え前提が主流 若年層は物件優先の傾向も
中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を運営する株式会社ツクルバは、首都圏在住の住宅購入経験のない22~30歳の男女および住宅購入経験のある40~45歳の男女1,016人を対象に、「市況変化に伴う世代間の住宅購入の意識と『住み替え』」に関する実態調査を実施しました。調査の結果、世代や住宅購入経験を問わず「一生同じ家に住み続ける」という従来の価値観が薄れ、住み替えを視野に入れて住宅を検討する傾向が浮き彫りとなりました。また、2026年6月の金利引き上げ後も、22〜30歳の未購入層の6割弱が住宅購入の意思を持っていることが明らかになっています。
世代や年収を問わず広がる住み替え前提の住宅購入

住宅を購入した当時、または今後購入する際の前提についての質問では、22〜30歳の未購入層で44.6%、40~45歳の購入経験層で53.3%が「住み替え」を前提または視野に入れて購入すると回答しました。一方で『一生「同じ家に住み続ける」前提で購入』とした回答は、22〜30歳の26.6%に対し、40~45歳では20.4%にとどまり、購入経験層のほうが定住を前提としていた割合が低い結果となっています。
年収別に見ると、「住み替え」を前提・視野に入れている割合は、年収300~450万円未満で38.8%、450~600万円未満で52.4%、600~750万円未満で48.9%、750~900万円未満で50.4%、900~1,000万円未満で58.3%、1,000万円以上で61.3%でした。年収300~450万円未満と1,000万円以上では22.5ポイントの差が見られたものの、幅広い年収層で住み替えが視野に入っています。
40~45歳の購入経験層を購入時期別で比較した場合、購入時に住み替えを前提・視野に入れていた割合は、2012年以前の購入層では36.5%だったのに対し、2013〜2019年では55.8%、2020〜2022年では59.6%と増加傾向にあります。さらに購入後の意識変化については、半数以上が「状況次第で「住み替え」を検討したい(46.4%)」または「すでに「住み替え」を検討中(5.4%)」と回答しました。購入当時「同じ家に住み続ける」つもりだった層の3割が現在は住み替えを検討しており、とりわけ『基本的に「同じ家に住み続ける」想定』だった層では4割以上が住み替え検討へと意識が変化しています。一方、『一生住み続ける前提』で購入した層は約9割が現在もその考えを維持しています。
世代間で異なる住み替えの理由

住み替えを考える理由を尋ねたところ、22〜30歳の未購入層、40~45歳の購入経験層の双方で「ライフスタイルの変化に合わせたいから」が最多となりました。
一方、中長期的な視点に関わる項目では世代間で差が見られます。「老後はコンパクトで利便性の高い家に移りたいから」は40~45歳が18.0%、22〜30歳が9.2%と約2倍の開きがあり、「将来の資産として活用したいから」も40~45歳の28.4%に対し、22〜30歳は21.1%となりました。また年収別でも、年収1,000万円以上の層では「将来的な資産としての活用」が他の層より上位に挙げられています。
22〜30歳の8人に1人が物件優先で資金設定

昨今の住宅価格高騰や金利上昇ニュースへの意識について、22〜30歳では「住宅購入にあまり興味がない(32.8%)」が最多でした。しかし、「価格低下を待ちたい(19.5%)」「価格高騰前に購入したい(14.8%)」「金利上昇の落ち着きを待ちたい(13.9%)」といった時期を窺う回答が計48.2%を占め、「タイミングを逃した(9.8%)」を合わせると約6割(58.0%)が購入を自分事として捉えています。「ローン返済への不安(8.6%)」による見送りは1割未満にとどまりました。

ローンや資金計画で最も優先したいことでは、両世代とも「無理のない毎月の返済額(ゆとり重視型)」が最多(22〜30歳が45.1%、40~45歳が53.6%)でした。一方で「欲しい物件ありきの資金設定(物件優先型)」は、22〜30歳で12.5%(8人に1人)が選択し、40~45歳の5.6%に対して2.2倍となりました。

「絶対に譲れない条件」においても、「デザイン・内装・設備仕様」を挙げた割合は22〜30歳が4.3%、40~45歳が1.8%でした。対して「資産価値・リセールバリュー」は22〜30歳が10.7%、40~45歳が16.1%となり、世代による重視点の違いが示されています。

中古マンション志向とペアローンの広がり
今住宅を購入する場合の物件カテゴリの選定では、40〜45歳の購入経験層で新築・中古を問わず戸建てへの意向が強かったのに対し、22〜30歳の未購入層では中古物件への関心が高く、特に中古マンションを支持する割合が戸建てを上回りました。
ローンの組み方や支払い方法に関しては、両世代ともに単独での借入・返済が主流である一方、22〜30歳の未購入層ではペアローンや収入合算を前提とする回答が約半数を占めました。世帯全体の収入を活用しながら柔軟に資金計画を立てる傾向が見られます。
株式会社ツクルバ 会社概要
- 会社名:株式会社ツクルバ(東証グロース 証券コード:2978)
- 所在地:東京都渋谷区恵比寿4-3-14 恵比寿SSビル 7F
- 設立:2011年8月
- 代表者:代表取締役CEO 野村 駿太郎
- 事業内容:中古・リノベーション住宅のマーケットプレイス型の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」(https://cowcamo.jp/)の企画・開発・運営、家を売りたい人と買いたい人のマッチングサービス「ウルカモ」(https://cowcamo.jp/urucamo/)の企画・開発・運営など
本記事は株式会社ツクルバの発表をもとに作成されています。
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