文一総合出版が書籍とことんタヌキ、キツネを刊行 生態や文化を多角的に紹介
自然科学系の図鑑や専門書などを発行する株式会社文一総合出版(東京都千代田区、代表:斉藤 博)は、書籍『とことんタヌキ、キツネ』を刊行した。
写真家をはじめ、生物学や民俗学の研究者、漫画家、イラストレーターらが参加した一冊となっている。野生動物としての生態から人々の暮らしとの関わり、伝承や信仰の歴史までを多角的に掘り下げている。
写真家が捉えた野生のタヌキとキツネの姿

誌面では、動物写真家の渡邉智之氏、柳楽航平氏、半田菜摘氏による写真を多数掲載している。


暗闇に佇む姿や並んで歩くタヌキのカップルのほか、北海道のエゾタヌキ、雪原を生き抜くキタキツネ、遊ぶキツネの子どもたちなど、野生での貴重な姿を収録した。



生態の解説と文化・伝承の検証
山林や里山だけでなく都市部にも姿を現す両者について、生物学の研究者が生態や人間の生活圏での暮らしぶりを解説している。北きつね牧場でのキツネの研究記録や、皇居のタヌキを調査する研究チームへの取材内容も盛り込んだ。


また、民俗学の研究者が昔話や伝承、信仰における描かれ方を紐解いている。神のお使いとして祀られる側面がある一方、人を化かしたり取り憑いたりする存在としても語り継がれてきた歴史を通じ、日本の文化に根づく多様な関わりを紹介する。

タヌキとキツネの双方を観察できる動物園に加え、狸囃子で知られる千葉県木更津市の證誠寺、狐の恩返し譚が伝わる茨城県龍ケ崎市の女化神社、九尾の狐伝説がある栃木県那須町の殺生石など、ゆかりのある寺社仏閣や名所を取り上げている。さらに、多摩市のシンボルとしてタヌキを掲げるファッションブランド「TANUKI STUDIO」への取材記事も掲載した。
巻末には、『映像研には手を出すな!』(小学館)の作者である漫画家の大童澄瞳氏による付録漫画「庭にたぬきが来るまで」を収録している。自宅のビオトープにタヌキが訪れたエピソードを通じ、身近な環境で野生動物と出会う面白さを描いた。
書籍概要
- 書名:とことんタヌキ、キツネ
- 編:文一総合出版 編集部
- 書店発売日:2026年10月13日(火)
- 定価:2,200円(本体2,000円+10%税)
- ISBN:978-4-8299-7269-4
- 判型:A5判・並製
- ページ数:128ページ
- 発行所:文一総合出版(東京・千代田)
本記事は株式会社文一総合出版の発表をもとに作成。
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