Dellows News

日本野鳥の会、鳥の音声を投稿するeBirdキャンペーンを11月に実施へ

公益財団法人 日本野鳥の会は、バードウォッチングウィークにあわせ、世界規模の市民科学プロジェクト「eBird」に鳥の音声を投稿するキャンペーン「バードウォッチングウィーク! 鳥の声をeBirdに投稿してみよう」を2026年11月1日(日)~8日(日)に実施します。スマートフォンアプリの新機能により録音した音声を簡単に投稿できるようになったことを受けて開催されるもので、音声の投稿が増えることで連動する野鳥識別アプリ「Merlin」で識別できる種の拡大につながるとされています。期間中に条件を満たした投稿を行った参加者には、抽選などで記念品が贈られます。

新機能によりアプリから野鳥の音声が投稿可能に

これまで野鳥の音声や写真はスマートフォンアプリから投稿することができませんでしたが、新機能が加わったことで、野鳥識別アプリ「Merlin」で録音した音声を「eBirdモバイル」アプリから投稿できるようになりました。

投稿された音声や写真は、eBirdと連動して野鳥の識別をサポートするアプリ「Merlin」の機械学習に活用されます。Merlinは現在、世界の2000種を超える鳥の音声を識別できますが、北米やヨーロッパが中心となっており、アジアでは識別可能な種が限られています。現在、Merlinの音声識別がカバーしている日本の種は約40%にとどまりますが、eBirdへの音声投稿が増えることで識別可能な種が増えていくとしています。

キャンペーンの実施期間は、2026年11月1日(日)~8日(日)までの8日間で、バードウォッチングウィークに1日追加して実施されます。参加方法は、野外で鳥の声を録音して「WAV形式(.wavファイル)」でeBirdに投稿するか、音声の有無に関わらず見た鳥をeBirdに投稿する形式となっています。

期間中に投稿を行った参加者を対象に、以下の記念品が用意されています。

  • サントリー特別賞:鳥の音声が含まれるチェックリストを1件以上投稿した人の中から10名(該当者多数の場合は抽選)に、サントリーホールディングス株式会社提供の「マグカップ クマタカ」
  • 日本野鳥の会賞:11月1~8日の8日間毎日チェックリストを投稿した人の中から10名(該当者多数の場合は抽選)に、日本野鳥の会オリジナルグッズ「卓上カレンダー2027」と「MOKU キジバト タオルハンカチ(グリーン)」のセット

記念品の対象となった場合は、専用フォームから氏名、eBirdのユーザーネーム、該当するチェックリストのURLを記入して申し込む必要があります。

市民科学プロジェクト「eBird」の広がり

eBirdは、米国・コーネル大学鳥類学研究室(Cornell Lab of Ornithology)が運営する世界最大の野鳥観察データベースであり、市民科学プロジェクトです。世界中のバードウォッチャーの野鳥観察記録をオンラインで共有し、鳥類の研究や保護に役立てることを目的に2002年に開発されました。世界中から寄せられた野鳥観察情報は20億件を超え、蓄積されたデータは調査研究や保全活動に活用されています。

2026年10月現在、eBirdの利用者は世界で110万人、国内で14,000人を超えています。2021年11月にはコーネル大学鳥類学研究室と(公財)日本野鳥の会により日本語版が公開され、日本語での投稿や検索、関連アプリの利用が可能になりました。日本語版は現在、メインスポンサーのサントリーホールディングス株式会社と、協賛のカールツァイス株式会社の支援を得て、(公財)日本野鳥の会が運営を行っています。データは多言語に対応し、非営利目的であれば調査研究や教育活動、自然保護活動などに自由に利用できます。

公益財団法人 日本野鳥の会について

公益財団法人 日本野鳥の会は、会長を上田恵介、代表者である理事長を遠藤孝一が務める組織です。事務局および所在地は東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル(〒141-0031)にあり、会員・サポーター数は約5万人を擁しています。公式ウェブサイトのURLは「https://www.wbsj.org/」です。

本記事は(公財)日本野鳥の会の発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間