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博報堂、メディアの編集力を生成AI時代に生かすShomei AIOを始動

東京都港区に本社を置き、名倉健司が代表取締役社長を務める株式会社博報堂は、新聞社や出版社を中心とするメディアの取材・編集力を生成AI時代のブランドコミュニケーションに生かすプロジェクト「Shomei AIO(ショウメイ・エーアイオー)※商標登録出願準備中」を始動する。

第一弾として、パブリッシャーの編集部とともに生活者が商品やサービスについてAIに投げかける“問い”を起点としたタイアップ記事を企画・制作し、メディア価値の最大化を図る取り組みを開始する。「AIO時代のパブリッシャーの価値を証明する」をコンセプトに掲げている。

新プロジェクト「Shomei AIO」の狙いと由来

生成AIを使った検索やAIが回答をまとめて示すサービスの普及に伴い、生活者が商品やサービスについてAIに尋ねる場面が増加している。広告主にとっては、AIの回答内で自社ブランドがどのように語られるかが関心事となっている。こうしたなか博報堂は、取材と事実確認にもとづいて記事をつくり読者の関心や悩みに向き合ってきた新聞社や出版社の編集力が、信頼される情報を生活者に届けるうえで大きな役割を果たすと考え、本プロジェクトを立ち上げた。

プロジェクト名の「Shomei」には、編集コンテンツの価値を示す「証明」、誰が書きどの媒体が責任を持つかを明らかにする「署名」、価値あるコンテンツに光を当てる「照明」の3つの意味が込められている。また、Signature of Human Originality(人の独創性の署名)とMedia Editorial Intelligence(メディアの編集知)の頭文字にも由来する。

なお、AIO(AI Optimization)は、AEO(Answer Engine Optimization)、GEO(Generative Engine Optimization)、LLMO(Large Language Model Optimization)等を含む、生成AIの回答における情報の表示・引用を最適化する手法を指す。

生活者の“問い”を起点としたタイアップ記事の企画・展開

取り組みの第一弾では、パブリッシャーの編集部と連携し、生成AIへの“問い”を起点にしたタイアップ記事を企画・提供する。実施にあたっては、各メディアの編集方針や生成AIへの対応方針を尊重し、読者に役立つ記事づくりを前提としたうえで、広告であることを明示する。

展開は以下の流れで進められる。

  • “問い”の設計:編集部が持つ読者理解をもとに、生活者が商品やサービスを思い浮かべ検討を始めるきっかけとなる状況や動機を指すカテゴリーエントリーポイントの観点から、生活者がAIに投げかける“問い”を整理する。
  • 企画・制作:その“問い”に応えるタイアップ記事を各編集部の知見を生かして企画・制作し、AIO知見と掛け合わせることで価値を最大化する。
  • 展開:媒体の特性に合わせ、複数の媒体やプラットフォームで読者に届ける。

引用状況を可視化するツールの開発と今後の展望

今後の展開として、AIへの“問い”を起点としたタイアップ記事のプランニングを最適化し、AIに実際に引用された状況を可視化して証明するためのツール「Shomei AIO プランナー(仮)」を開発中である。生活者がAIに相談する場面における自社商品と競合商品の引用状況を診断し、どの場面の記事をどの編集部と制作するかの意思決定や、制作後の情報資産化をサポートする。

今後は対象カテゴリーや参画メディアを順次拡大する予定である。なお、本プロジェクトは博報堂DYグループの横断的なAI専門家集団「HCAI Professionals」の活動の一環としても推進されている。博報堂は、メディアとともに生活者に信頼される情報の価値を高め、AI時代における広告主のブランドづくりとメディアの持続的な発展に貢献していくとしている。

本記事は株式会社博報堂の発表をもとに作成。

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