アサンテ、旧岩崎久彌末廣農場別邸公園でシロアリ探知犬による初の樹木調査を実施
総合ハウスメンテナンスサービスを提供する株式会社アサンテは、2026年10月9日、千葉県富里市の旧岩崎久彌末廣農場別邸公園において、シロアリ探知犬による樹木調査を実施しました。
園内にあるヒノキの枯損原因を解明するため、公園の維持管理に携わる樹木医と連携して行われたものです。同社が樹木調査にシロアリ探知犬を活用するのは初の試みとなりました。
樹木医と連携しヒノキの枯損原因を調査
樹木の病害や劣化は表面に現れる症状だけでは原因の特定が難しい場合があり、旧岩崎久彌末廣農場別邸公園ではヒノキの枯損が課題となっていました。事前のトラップ調査でシロアリによる食害が確認されていたことから、公園の維持管理を行う樹木医から同社へ調査に関する相談が寄せられました。
シロアリは建物だけでなく樹木内部でも活動し、腐朽や空洞化を進行させる要因の一つとなりますが、内部のシロアリを目視だけで発見することは困難です。そこで同社は、優れた嗅覚でシロアリの存在を探知するシロアリ探知犬を活用し、園内のヒノキから生息の可能性がある樹木を特定する調査を行いました。探知犬による調査は、樹木を傷つけたり穴を開けたりすることなく、迅速かつ効率的に対象木を絞り込める特徴があります。



当日は複数の樹木医や関係者が見学に訪れました。本調査は、同社が推進する「木の文化継承プロジェクト」の一環として実施されています。

探知犬の反応箇所からシロアリを確認
調査の結果、園内のヒノキのうち複数の樹木でシロアリ探知犬による探知反応が示されました。反応が見られた樹木を調べたところ、実際にシロアリの生息が確認されています。
これにより、外観からは判断が難しい樹木内部のシロアリ被害に対して、樹木を傷つけずに対象木を絞り込める可能性が確認され、探知犬を活用した樹木調査の有効性が示されました。
同社は今後、公園管理者や樹木医と連携しながら経過観察や管理に協力する方針です。また、2027度年以降も定期的にシロアリ探知犬による調査への協力を予定しているとしています。
調査に関わった関係者の見解
調査に携わった株式会社吉岡緑地の樹木医である吉岡賢人氏は、2019年の台風以降に原因不明のヒノキの枯損が確認されていた経緯を説明した上で、生立木への加害事例が少ないとされるヤマトシロアリの実態を確認できたことを成果として挙げました。また、探知犬によるスクリーニングと樹木医による継続観察を連携させた樹木保全体制の構築に期待を寄せています。

富里市経済環境部商工観光課の主査である林田 利之氏は、「2匹によるダブルチェックの結果、複数のヒノキでシロアリの食害が確認されました」と述べ、早期発見の有効性を実感したとし、今後も調査を継続して来園者の安全と歴史的価値を守りたいとの考えを示しました。




シロアリ探知犬は、優れた嗅覚でシロアリのニオイを探知するよう訓練された犬で、木材や建材を傷つけずに生息調査を行えるため、一般住宅のほか文化財や公共施設でも活用されています。日本で初めてシロアリ探知犬を導入した同社では、現在5頭のシロアリ・トコジラミ探知犬が探知犬チーム「くんくんズ」として活動しています。

東京都新宿区に本社を置き、代表取締役社長を宮内 征が務める株式会社アサンテは、1970年に三洋消毒社として東京都府中市で創業したハウスメンテナンス企業です。
公園および関連組織の概要は以下の通りです。
- 旧岩崎久彌末廣農場別邸公園
- 所在地: 〒286-0221 千葉県富里市七栄650番地25
- 詳細情報: https://www.city.tomisato.lg.jp/0000013134.html
- 株式会社アサンテ
- 公式サイト: https://www.asante.co.jp/
- 木の文化継承プロジェクト: https://www.asante.co.jp/company/c04/wood-culture-prj/
- 探知犬チーム くんくんズ: https://www.asante.co.jp/kunkuns/
本記事は株式会社アサンテの発表をもとに作成しています。
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