クリプラ、電子カルテCLIPLAでAIサマリー機能を2026年11月提供へ
株式会社エムティーアイのグループ会社である株式会社クリプラは、クラウド電子カルテ『CLIPLA』シリーズにおいて、生成AIが過去のカルテ記載内容を要約・整理して表示する「AIサマリー機能」を2026年11月より提供開始する予定です。利用を希望する医療機関に対し、当面無償で提供されます。また、10月29日(木)から開催される第80回日本臨床眼科学会の企業展示にて、同機能のデモンストレーションが行われます。
診察前に過去のカルテを「読む」負担の軽減を目指す
外来診療では限られた診察時間の中で医師が患者の診療経過を把握する必要があり、慢性疾患などで長期に通院を続ける患者ほど過去のカルテを遡って確認する手間が大きくなります。
近年は電子カルテへの生成AI搭載が進んでいるものの、クリニック向けでは診察中の会話からカルテを作成するなど記録を「書く」作業の効率化が中心でした。クリプラは診察前に過去の記載を「読み返す」負担に着目し、生成AIで過去の記載内容の要点を整理して、医師が患者の経過を短時間で把握できるよう支援する機能を開発しました。
AIサマリー機能は、『CLIPLA』のカルテ画面でワンクリックするだけで、患者の過去の診療記録の要点を生成AIが整理し、同じ画面上に表示します。
主訴(症状や受診理由)、所見、処置、処方などの記載内容から要点を抽出し、要約として提示します。通常の操作の流れの中で使えるため、別のシステムへの転記や切り替えは不要です。要約は下書き・参考情報として提示され、医師が内容を確認・修正したうえで活用します。再診時の経過確認、紹介状や診療情報提供書の作成準備、担当医が交代する際の引き継ぎなどでの利用が想定されています。
医療機関が安全に利用するための取り組み
患者の診療情報を扱うため、安全に利用できるよう各種の対策が講じられています。
- 希望する医療機関にのみ提供(オプトイン方式):専用の利用規約を確認・同意した医療機関にのみ提供され、同意しない場合も電子カルテの基本機能は利用可能です。
- AIの学習には利用しない:連携する生成AIサービスとの契約により、送信された情報がAIモデルの学習に利用されないことを担保しています。
- 医療情報の安全管理:厚生労働省・経済産業省・総務省が定める医療情報の安全管理に関するガイドラインに沿って通信の暗号化やアクセス制御などを講じ、データは国内で処理されます。
- 最終判断は医師が行う:本機能は診療記録の要約・整理を行うものであり、診断や治療方針の決定を行うものではありません。
提供概要と学会展示
AIサマリー機能は、『CLIPLA』シリーズを利用中の医療機関を対象に提供されます。医療機関向け管理画面から機能を有効化でき、料金は無償ですが将来利用状況などを踏まえて有償化される場合があります。
第80回日本臨床眼科学会の企業展示において、AIサマリー機能のデモンストレーションが実施されます。
- 会期:2026年10月29日(木)〜10月31日(土)(学会は11月1日までの開催ですが、企業展示は10月31日まで)
- 会場:国立京都国際会館(京都府京都市左京区岩倉大鷺町422番地)
- 日本臨床眼科学会の詳細:https://convention.jtbcom.co.jp/80ringan/(参加には事前登録が必要)
株式会社クリプラ 会社概要
- 所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
- 設立年月日:2013年10月25日
- 事業内容:クラウド電子カルテ『CLIPLA』シリーズの開発・提供
- URL:https://clipla.jp/
本記事は株式会社クリプラの発表をもとに作成されています。
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