ヴァレオ、最新技術を披露 人とくるまのテクノロジー展
ヴァレオは、2024年5月22日から25日までパシフィコ横浜・展示ホールで開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2024横浜」に出展する。同社は、カーボンニュートラルの実現に向けた電動化と、より安全でスマートなモビリティのためのADAS(先進運転支援システム)、コネクテッド技術の日本初展示5点を含む最新のイノベーションを披露する予定だ。
電動化の分野では、48Vと800VのeAxel、バッテリーシステムアッセンブリ、ワイヤレス給電システム「ヴァレオIneez™エア・チャージング」、スマートヒートポンプなどEVとインフラ向けのハードウェアに加え、サーマルマネジメントを最適化するソフトウェア「ヴァレオPredict4Range」を提案する。
ADASの分野では、AIベースのソフトウェア、CPU、ゾーンコントローラー等と、超音波センサー、カメラ、レーダー、LiDARなどのセンサー・ポートフォリオを提供。新たにサーマルカメラが加わり、あらゆる状況で歩行者などの交通弱者や動物、車両、道路端などの検出能力を飛躍的に高める。また、第3世代レーザースキャナー「SCALA™ 3」は、レベル3以上の自動運転を実現するためのキーとなるセンサーだ。
ヴァレオが開発しているテクノロジーは、クルマだけでなく全ての道路利用者により安全でスマートなモビリティを提供する。今回、同社は2輪車の安全とコネクティビティを高めるアドバンスド・ライダー・アシスタンス・システム(ARAS)と2輪車向けのテレマティクス・コントロール(TCU)も展示する。
インテリア・エクスペリエンスを再創出する新製品として、21インチ・ワイド曲面ディスプレイも展示される。4Kのタッチスクリーン、デジタル クラスターと中央情報機能を単一のユニットに統合し、没入型の視覚体験を実現するという。
ヴァレオは、電動化の加速、ADASの加速、インテリア・エクスペリエンスの再創出とライティング・エブリウェアにおいて、技術的・工業的なリーダーとして、モビリティをよりクリーンで、より安全で、よりスマートにするために、たゆまずイノベーションを行っている。同社は、2023年の売上が220億ユーロに達し、112,700人の従業員を擁している。